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2005.4.20 |
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会議運営能力欠如の例…ひょんなことから発言集を覗いてしまった。(1)読んだ印象を会話に直せば、・・・ Aさん「こんな観点も重要かも。」 Bさん「こんなの作ってやってみたら。」 Cさん「こんな対策が必要。」 Dさん「まずは、こんな点を認識するのが重要。」 Eさん「こんなところは反省すべき問題といえよう。」 ・・どれも互いに関連性がない発言が続くのである。 このような状況を見てどう感じるだろうか。 「ご出席の皆さ〜ん。お集まり頂きまして有難うございます。それでは、一言づつ、なんでも結構ですから、ご意見お願いしま〜す。」で始まる、のんびりした懇談会と感じる人も多いのではなかろうか。 ところが、全く違う。これは、基本計画を決める特別委員会なのだ。しかも、2時間半も費やした会議である。 出席委員は約20人。事務局も同数ほど。オブザーバーが4名。 調べた訳ではないが、人数から見て、錚々たる方々の会合だろう。 事務局が議論の「論点」を発表してから論議を始めたとされているが、話が次々ととぶ。そのため、部外者が読んでも、何を議論したいのか皆目わからない。 民間企業でこのような会議運営をしたら、出席者が怒り出し騒然となろう。年間2000時間しかないのに、往復も含め半日以上も費やす会議を開催して、それに見合った価値がないとわかれば、大騒動間違いなしである。 おそらく、議事運営担当者は即刻外される。参加者のなかから、とりあえずの議事進行役を選び、とりあえずの対処策を決めた上で、次回の日程を決めて散会となろう。 それにしても不思議な会議である。俗に言うゴールは何なのだろう。 ・提起したいくつかの問題点に、間違いや抜けはあるか無いか確認したいのか? ・緊急度や重要度で、どのようにプライオリティをつけたらよいか聞きたいのか? ・解決策の案出方法のアイデアを聞きたいのか? 会議運営の教育を受けたこともない人達ばかりなのだろうか。 もしそうなら、そんな人達に国の基本計画作りを委ねていることになる。 --- 参照 --- (1) http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu11/gijiroku/05021602.htm 侏儒の言葉の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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