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2010.2.25 |
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しっかり報道して欲しいものだ…日本の新聞を、インターネット版だけ読んでいると、間違った感覚に陥る可能性があるので注意した方がよい。センセーショナルな方向に持っていきたいのか、筋書きに合うような記事を配信するのが体質化しているように思えてくるからだ。 ビジネス紙は流石に違うようだが、読者寄せに、他の新聞にひきづられるから、いかんともしがたいようだ。 国内政局報道と勘違いしないで欲しい。 米国のリコール問題でのこと。 米国の議員達が何に怒っているのか、しっかりと報道して欲しいものだと思う。当たり前だが、政治家が目的もなく、いい加減な主張をくりひろげる訳がない。 ビジネスマンだと、あり得そうな原因をすぐにリスト化し、それに基づいて検討するのが常態だが、記者は違うようだ。記事を読んでも、断片的な話ばかりで、どうなっているのかさっぱりわからない。 これではこまるぜ。 例えば、可能性だけ考えれば、以下のようなことがあり得る。どれも、大いに気になるのだが。 ●純正アクセサリーを、アフターマーケット製品に変えて発生した重大事故を、市販品を純正に変えることで対処したようだが、それで消費者団体が満足したかよく見た方がよい。 純正しか使えないとなれば、米国の一番嫌いな、進歩を阻害する独占利潤の動きに映るからだ。自由を最重要視するお国柄で下手に動くと叩かれかねない。 ●一般の人が気軽に使って大事故に繋がりかねない問題に対する対策として、無料純正品なら安全という思想でよいかという問題もある。 とりあえず、純正アクセサリー対応は行うが、市販品でも問題なきように構造改良すると発表しないと、消費者団体が黙っていまい。 ●部品選定基準、設計指針、安全性評価試験で、一番優れていると見なされていた企業で、問題が発生した点を忘れるべきでない。米国の普通の視点で眺めれば、政府の安全規制は、リーダー企業だけに機能していないと映る。政府追求の動きに繋がりかねないことになる。 ロビー活動の結果ではないかとのキャンペーンでもおこされかねないということ。 ●安全規制に沿って、十分テストを繰り返しているから安全という主張は、火に油を注ぐ可能性もある。競合他社の製品ではクレームがでていないとすれば、クレームを受け付けようとしない態度に映るからだ。 クレーム内容に、危険な点がなかったと表明しないと、泥沼化する可能性がある。 ●世界で活動している企業は、リコール問題を各国でコントロールすることは難しい。薬害での教訓である。 もし、米国外で先に問題が発生していたりすると大事。恣意的に対応を遅らせていたと見なされたりすると、指示したオフィサーは個人として罪に問われかねない。 侏儒の言葉の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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