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2010.6.25
 
 


「3D映像時代」が到来するらしい…

 3Dがやたらと話題になっているので、ざっと眺めてみた。

 結論から言えば、小生は多分無縁のまま。残念ながら、この流れにはついていけない。

 まず映画だが、もしかしたら、一度は見ることになるかも知れぬが行く気分ではない。
 かなり強度の乱視といういうことなのか、昔の古い方式の3Dを見た際、船酔い感に襲われた覚えがあるからだ。
 それに、放映方式もあり、眼鏡をかけている人には少しつらそうだ。下記のブログを読んだだけの判断でしかないが。
  → akoustam: “『アバター』3D全方式完全制覇レビュー [日記]”

 次はパソコン。
 3D映像を作れるタイプが登場したのである。と言っても、Webカメラの撮影画像が使えるというだけ。(1)他のパソコンと比べて高価なわけではないが、どうもまだ今一のようだ。
 もっとも、裸眼3Dカメラとフォトフレームはすでに登場している。(2)通常のデジカメと同じ感覚で使えるそうだ。平面写真ではよくわからないこともあるから、これは重宝しそうな感じ。ただ、規格が統一され、誰のパソコンでも見れる状況にならない段階では手はでない。

 ゲームも3D化するそうだが、小生は使わないので、なんとも。ただ、眼鏡が要らないそうだから、機器が廉価なら人気が出そうな感じがする。

 それではテレビはどうか。
 米国BestBuyの価格を見ると、40インチ液晶で$1,699.99だから、どうせ買うなら3Dにしておくかとなるだろう。日本人的発想だが。
 2010年は3Dテレビ元年という話もあるが、小生の場合、始終テレビを見る訳ではないから、テレビを買い換える気はおきない。
 だが、テレビメーカーにとっては、期待の商品だ。なにせ、ソニーのハワード・ストリンガー会長が、「3次元(3D)テレビがソニーのテレビ復活のきっかけ」(3)と株主総会で発言したのだから。
 インターネットTVならわかるが、眼鏡をかけて姿勢をただして見るような3Dテレビにそこまで市場性が期待できるとは思いもよらなかった。
 時代は大きく変わるということか。

 そういえば、iPhoneのようなタッチパネル入力方式がこれから主流になるという見方がでてきたという。そう、画面を押すのではなく、指先を滑らす入力方式のこと。(高齢者は難しいと思われるが。)
 もちろん、テンキーでの文字入力に比べれば、慣れは必要とはいえ、こちらの方法が格段に優れているのは確か。しかしながら、それはタッチパッドとトラックポイント(小生はこれが好み)の差程度では。どちらにしても、マウスの使い易さと比較すべくもない。・・・と見ていたのだが、それは間違いとの主張があるらしい。例えば、“ShapeWriter”入力状況を見よというのである。
  → [YouTube]“ShapeWriterでSwype入力”
 つまり、タッチパネル入力がキーボード入力をしのぐことになるというのだ。これにより、社会に革命的な変化がおきると期待する人もいるとか。
 この見方には流石に驚いた。

 どうも、新人類が急激に増加しているようだ。
 旧人類は、新人類の文化に合わせるしかない時代が到来するということか。それこそがイノベーションなのかも。

 --- 参照 ---
(1) 戸田覚: “3Dパソコンを買う価値はあるのか?” 日経トレンディネット 2010年06月22日
   http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20100621/1032155/?P=1
(2) 行正和義: “世界初の裸眼3DカメラFinePix REAL 3D W1を試す” ASCIIデジタル [2009年07月31日]
  http://ascii.jp/elem/000/000/443/443882/
(3)“ソニー株主総会、ストリンガー会長「3Dでテレビ復活」” 日本経済新聞 [2010/6/18]


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