■■■ 多摩動物公園の見所 2013.12.28 ■■■

   猫族の面白さ

犬は飼い主との触れ合いが減ると意気消沈してしまう。暖かくかまってやらないことが一番の罰。
これを猫にも適用しようとする飼い主が多いが、それはどうも間違いらしい。下手にかまうとそれがストレスになるらしい。
猫に対しては突き放す姿勢が一番とか。
Study: Your cat hates you @YouTube 2013/12/17
[記事] Study: Sorry, your cat hates you Robert Garrison, KUSA-TV 1:16 p.m. EST December 17, 2013 USA TODAY

もともと猫族は、ライオンという例外はあるもののの、単独狩の単身生活者であり触れ合いが不可欠な群れでは生きていけない動物。
余計な干渉は御免被るということか。

ただ、それは「触れ合い」を拒絶している訳ではない。安全が保証されていると感じれば、撫でてもらうのは大好きである。飼い猫だろうが、豹だろうが、猫族は気持ちよくなるのは間違いない。
ここで注意を要するのは、それが飼い主である必要は無いという点。単に、知ったる人間だから安心して撫でてもらえるというにすぎない。飼い主よりよさげなら、すぐにそちらに靡くのである。
猫とは、犬と飼い主、子供と親、というような密な関係は作り上げようがないということのようだ。
How attached cats are to their owners? @YouTube 2013/06/20
[リリース] Stroking could stress out your cat 7th October 2013, 12:45pm University of Lincoln

猫にとっては、一宿一飯の恩義など無縁ということ。群れでの狩猟をしないし、食べ貯め習慣もないから、好きな時に好きな量を食べるという習慣が体に染み付いているのだろう。
従って、お腹が減れば、一番手っ取り早い手段に訴えることになる。危害を加えそうになく、餌をくれる人なら誰だろうがウエルカム。飼い主から餌を頂戴するのはその一つでしかなく、たまたま代替手段より楽なので大いに好んでいるだけ。猫にとっては、飼い主は同居人にすぎないことになる。

にもかかわらず、同居人にベタベタすることもあるが、それは遊びのお相手に選ばれたということ。群れの生活者ではないから、暇な時間が多く、なにか遊ぼうと考えており、その壷にたまたま嵌ったということ。これこそが猫族気質と言えそう。
多摩動物公園では、雪豹姉妹は狩ゴッゴで時間を潰すのが大好きとくる。飽きるまで遊ぶのが習慣のようだ。
飼い猫も、気が向けば飼い主を遊び相手にする訳である。迷惑かどうかなど、一切気にすることはない。飼い主を特別視している訳ではなく、手近だし、これが面白そうと考えているにすぎない。飽きてしまえば、即中止である。

その辺りが猫族の面白さ。
雪豹姉妹を見ていると様々な遊びのシーンを眺めることができる。・・・じっと立って遠くを見つめている姉の側に忍びよってきて、突如、腹の下のトンネル潜りをしたりする。

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