表紙 目次 | ■■■ 上野動物園の見所 ■■■ 2014.3.11 マダガスカルの獣王と言えばフォッサ/Fossaだそうである。体長80cm、体重12kgに達することもあるという。レムールの森に棲んでいるそうだが、家禽も襲うというから、特定地域の定住者ではなさそう。 食肉族としての支配者であるから、当然ネコ族かと思いきや、そうではないという。臭腺があるから、麝香猫の仲間と言われていたようだが、現在は独自の種族と認定されている模様。・・・ ┌【猫・豹/虎類】 ┤ │┌【ジャコウネコ類】 ││┼┼┼┼・ハクビシン └┤ ┼│┌【ハイエナ類】 ┼└┤ ┼┼│┌【マングース類】 ┼┼││┼┼・シママングース ┼┼││┼┼・コビトマングース ┼┼└┤┼┼・ミーアキャット ┼┼┼│ ┼┼┼└─【マダガスカルマングース類】 ┼┼┼┼┼┼・フォッサ/Fossa 上野を訪れて、王様を無視する訳にもいくまいということで、書き留めておくことにした。お名前は至って平凡ではあるが、・・・♂ベザ&♀アンバー。 人それぞれ見方は違うとはいえ、マングースとするのはどうかと思う。どう見ても、小型茶色系の猫系統に映るが。 毛は短いとはいえ、しっかりと生えている。丸っぽい顔に尖らない耳と大きなまん丸お目々。首無しで頭がすぐに胴体に繋がっているような形で、細長い体躯だが、細身ではない。短足なので、頑丈な印象を与える。ただ、尾が矢鱈に長い。 夜行性とされるが、それは餌を捕まえ易いということではないか。昼でも結構活発に動き回っているからだ。見物人には全く関心を示していないように見えるが、どうも、存在を認知した上でそれなりの巡回をしているようである。 しばらくいると、目が合うこともあるが、いかにも、「フン」といった態度で、相手にしてないゾといった調子。それこそが、群れない王者としての誇りか。 さらに、それにもめげずにウロウロしていると、認知したことを示すために、側にやってくる。可愛がられて育てられたているためなのか、もともとネコ的な動物なのかは定かではないが。 餌を食べるところを見ていたが、仕方なく食べはするものの、切り身赤肉は嫌いなようだ。骨付き肉なら、まあいいかといったところ。毛艶が矢鱈良好だし、足が美麗だから、いかにも大切にされていて、健康食生活を送っていそう。でも、ご本人的にはそれこそが面白くないかも。 ある程度大きい、生きた鶏が与えられたりすると、欣喜雀躍しそうな感じ。まあ、そんなことわかっていても、動物園では出来かねるだろうが。 特にそう思うのは、木登りをしばし拝見させて頂いたから。極めて敏捷で、とてつもなく運動神経が発達しているのは間違いない。本格的な狩でもしないと、その能力を持て余してイライラしてくるのでは。 動物園の見所−INDEX >>> HOME>>> (C) 2014 RandDManagement.com |