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2001.2.2
 
 


テック・ベンチャーの成果…

 テック・ベンチャーの成果が現れてきた。

 2000年10月27日、ベンチャー企業のビジュアルテクノロジー(1993年7月設立)は64ビットの「Alpha」プロセッサを8基搭載した超並列コンピュータ(Linuxプリインストール モデルで1330万円)を2001年2月に出荷すると発表した。(http://www.v-t.co.jp/information/press/supercluster.html)
 通商産業省「新規産業創造技術開発補助金」を受け、東北大学未来科学技術共同研究センターとTLOである(株)東北テクノアーチの支援下、東北大学ベンチャービジネスラボラトリー長、小柳光正教授が指導して、ビジュアルテクノロジーが設計開発した製品だ。

 この次世代型超並列コンピュータは、小柳教授の「SuperChannel」技術に基づくものだ。複数個のマイクロプロセッサを高速結合することで、スーパーコンピュータに匹敵する性能を実現できる。(http://www.v-t.co.jp/information/press/supercluster20000411.html)

 遺伝子解析や細密画像解析、科学計算(シミュレーション)用としては圧倒的なコストパフォーマンスを誇る製品が登場したことになる。

 科学技術計算の分野で、大手企業とダイレクトに競争することになる。はたして、顧客はベンチャー企業の製品を購入するだろうか。

 主要顧客である大学はTLOを支援する側でもあるから、ビジュアルテクノロジーの製品購入に動く可能性は高いといえよう。
 しかし、もしも購入が広がったら、既存大企業側は市場を失う。資金豊富な大企業がこうした動きを黙認できなければ、熾烈な価格競争が発生する。それでも、ベンチャー企業は戦えるだろうか。---この時、ベンチャー育成政策が問われる。まさに正念場である。


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