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■■■ 現代養生訓 [2020.8.16] ■■■
自家製甘酒賞味
← イラスト by (C) SweetRoom

TV番組や新聞・週刊誌の類を滅多に見なくなったので経緯は知らないが、甘酒が大流行したようだ。その動きも、最近、ようやく落ち着いてきた様子。
健康によいということなのだろうが、もともと、寺社参詣につきもので、甘酒横丁とか神田明神の甘酒などでも良く知られており、そうした懐かしさもあって、嬉しい飲み物ということでブレイクしたのかも。

そのお蔭で、麹がいくつかスーパーの棚に並ぶようになり、拙宅でも自家製甘酒が飲める状況になった。

おそらく、ネットには、作り方紹介が溢れていることだろう。手間をかけて作っている暇など無いという方も多いから、通販も花盛りなのは間違いなかろう。
ただ、食の好みは多様。何を参考にするかは難しいものがあろう。どれが自分に合うのかの判別は容易なことではなかろう。

もっとも、"良さそうな"麹選定には役に立つかも。地方に行けば、必ず麹屋があり、各家庭は"馴れた"味ということで、"御用達"のお店を決めているらしい。それを考えると、自分に合いそうな麹を想像するのも一興だろう。

家庭での作り方は、色々あるだろうが、これも好みの次元ではないか。拙宅は、炊飯器お粥ベースだが、それで十分満足。

そんなことで、ほんのりとした甘みを大いに楽しんでいる訳だが、その味わいに不可欠なのが生姜。
たまたま大量に作ってあった黒砂糖煮のスライスを何枚か入れるだけに過ぎぬが。

冷房をかけた室内にずっと居るしかない時、軽く温めた、自分好みの味の甘酒を賞味するのは贅沢なひと時と言えよう。

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