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2004.9.17 |
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プロ野球衰退の加速…巨人戦のTV視聴率が低下一途である。2004年8月はオリンピックも重なり、ついに8.7%にまで落ち込んだ。(1)
昨年も年間で14.3%であり、かつての20%台が嘘のような数字だ。 いくら読売巨人軍だからといって、10%以下の視聴率番組を最高の時間帯に流し続ける訳にはいくまい。巨人戦の完全中継がウリの放送(3)も苦しくなるかもしれない。 TVで野球番組が減れば、野球の衰退はさらに進む。 ここまで放置しておいたツケが来た、ということだろう。 プロ野球の集客力は、どう見ても、人気選手の活躍に依存している。 残念ながら、今は、そのような選手は大リーグに行ってしまう。 しかも、Ichiro のように大活躍する選手がでてきた。なにせ、東海岸の新聞が、西海岸のチームメンバーにもかかわらず、その素晴らしさを大々的に取り上げる位だ。(4) Ichiro は、すでに、米国のスター選手なのである。 こうなると、大リーグに関心が向くのは、当然だ。 これでは、日本のプロ野球ファンは減る一方だろう。 新機軸で模様替えしない限り、再興は難しいと思う。 → 「アジア野球リーグの可能性 」 (2004年4月8日) こんな状況下で、1リーグだ、2リーグだ、と騒いだところで、おそらく何の意味もない。 もちろん、多少でも試合の枠組みを変更すれば、目新しさは出るから、一時的にかつてのファンが回帰してくるかもしれない。しかし、おそらく一過性の効果しか得られまい。 どのような施策を打ったところで、今のままでは復活の道があるとは思えない。 チーム合併が実現しようが、合併を先送りしようが、たいした差はない。 --- 参照 --- (1) http://www.videor.co.jp/data/ratedata/program/07giants.htm (2) http://www.sankei.co.jp/databox/oly2004/0408/040824e_spo_41_1.htm (3) http://www.cs-nippon.com/bangumi/4ch.htm (4) 「An Artist Who Makes the Field His Canvas」 http://www.nytimes.com/2004/09/14/sports/baseball/14ichiro.html 文化論の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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