■■■ 「說文解字」 卷一〜巻十四を眺める[通貫]  ■■■

たいていの解説では、「說文解字」は" 一"で始まって十二支の"亥"で終わると記されている。それは、誰でも気付くこと。
これを一種の意味付けとして済ませてしまうと、全体観を見誤る可能性があるので要注意。(そもそも、数字の一部を独立して一塊にして、その類縁が十二支文字とする様な辞書に文字検索の意味がある筈もなく、この一気通貫性こそが、文字宇宙秩序の表象であることを示していると見るのが自然。但し、"四"から後の文字群は別途抽出のオマケとみなすこともできる。)
確かに、" 一"という祖から、嫡子が連綿と続いて一気通貫で"亥"に繋がるという構成なのだろうが、小生の判定では、この系譜は文字宇宙のなかでの柱になっている訳ではない。ほぼ独立した孤立系譜。但し、数字の三・八は本幹に所属するし、"土""金"分岐があるし、部分的にもデリバティブ部首があるので純粋な一気通貫ではないが。・・・
  

 __________________巻一🈠

_________________巻十三🈝

├┐分岐
 
 │_________________巻十四
 𠂤𨸏𨺅


[數]
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