■■■ 「說文解字」卷一〜巻十四を眺める[画]  ■■■
"文"は、入墨人の象形の可能性があるが、使われていた呪的記号が文字となったのか、文字を刺青模様にしたのかはよくわからないところがある。
【文𡥜】 

:錯畫[象交文]

ただ、「說文解字」の見方は、記号だろうが、模様だろうが、意味がある規格表示様式ならそれは"文"という考え方のようだ。意味が表示できるなら、言葉は、それに付いてくるという考え方の可能性が高い。(意義符と音声符から文字ができる場合にしても、言葉に合わせた音符を用いているとされても、その構成要素が持つイメージが無視されているとは思えず、同音を示すためと云うより、パターン化造字方法を採用した結果に過ぎない可能性もあるのでは。多少違う音でも構わない訳で、公式認定されてしまうと、発音が次第に変わってしまうことになる。)

どうあろうと、文字の出生は画というのが「說文解字」のドグマということ。

"文"の字義は"畫"の1種ということになるが、"畫"の字義は造境界らしい。基本は線引概念なので交わることになるのは必然で、それが"文"。

【畍畫】

:界(田4界)[聿+田]

:畫[八+人]
文は⊗、畫は⊕、介は⊘でもよかったことになる。

"文"自体に綾といった模様の意味があった訳ではないという見方のようだ。
【刺繍】

:五采備[糸+肅]

:白與K相次文[黹+甫] …斧形縫い取り礼服
:K與青相次文[黹+犮] …相背弓型縫い取り膝掛
これからすると、文の象形とは、腕を拡げて衣を見せつけている人物の正面像かも知れない。(倭人の風習を想い起させる。皆黥面文身・・・其衣幅 但結束相連 略無縫[@魏志倭人伝])

刺繍の発展形が5色表現の絵ということになる。
【繪畫】

:會五采繡[糸+會]

𪓐:合五采鮮色[黹+虘]
𪓌:會五采署F[黹+件ネ]
  
     

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