■■■ 「說文解字」卷一〜巻十四を眺める[死人鬼]  ■■■
「說文解字」全体は、五行文字<土金木火水>で大きく分別され、<土金>は形而上に属し、<木火水>は形而下。<木><屮艸茻>は魂系で、その究極である<人>の後に、その信仰対象である<火水>が位置付けられる。
その<火>系には、<鬼><豕㣇彑豚豸><馬𢊁鹿麤㲋兔萈犬㹜鼠能熊>。
巻八〜九はその点で出色。
<鬼[人所歸爲鬼]>の位置はよく考えられている。意味ば死霊だからだ。
儒教国であるから、宗廟で宗族メンバーとして祀られないと居場所がなく、いつまでも死霊としてそこらをうろつくことになる。その様な観念に倭人が納得することはなかろう。理解可能なのはこの部首所属文字の"魂"だけだと思う。しかし、陰陽ドグマからくる肉体側の"魄"には違和感を覚えたろう。
  

                 -----巻一
【一】【丄】示三王玉玨气士h屮艸
                 -----卷二
小八半牛【口】凵吅哭走止{癶步此正是辵彳廴㢟行齒牙足疋}龠冊
                 -----卷三
㗊舌干𧮫只㕯句 丩十卅【言】音䇂𠬞𠬜共異舁𦥑䢅爨革鬲䰜爪丮鬥𠂇史支𦘒畫隶殺𠘧皮㼱教卜用爻㸚
                 -----巻四
𡕥䀠眉盾𪞶皕習羽雈𦫳𥄕羴瞿雔雥𠦒冓幺𢆶叀玄予
𠬪𣦼

│                -----巻八

├            𠤎
├           从比北丘㐺
├          𡈼
├         臥
├        身
├       衣
├      老
├     毛
├    尸尺尾履舟方
├   兄兂皃𠑹先禿見覞欠㱃㳄旡頁
│   │            -----巻九
│   └───𦣻面丏首𥄉須彡彣文髟
├  后司卮卩印色𠨍辟          
├ 勹包茍                 
甶厶嵬屾屵广厂丸危石         
               勿冄而豕㣇彑豚豸𤉡易象
               │  -----巻十
     

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