■■■ 「說文解字」 卷一 を眺める[3] ■■■
巻一の意義は巻十三と比較するとその意味がわかってくる。

一気通貫的であるが、・・・
❶<"一">→⓭後半部<ニ>→⓮<数(四 五 六 七 九)→十干(甲〜癸)→十二支(子〜亥)

<ニ>には、⓭後半部を占める分岐があり、そこは≪里・黄・男・力≫的な箇所。
<"一">の分岐は、対照的で、基本的に<示>の世界。
それは≪王・玉・士≫である。
すべての文字はこの<王>を始原とすることになる。
この巻では<屮・艸・茻>の世界を形成する。

つまり、文字的宇宙からすれば、<"一">→<ニ>ではなく、あくまでも<"一">→<丄>
<"一">とは<天>であり、<丄>とは<帝>ということになる。
"丄": 非使用
   "丅": 非使用
     "上": 226用例
     "下": 287用例
   "帝": 今傳聖帝 etc.(序の漢文) 大雀皇帝(下巻 註題)
        名{布帝}耳上~{布帝}生子 {伊多玖佐夜藝帝阿理那理}
        稱其御世謂聖帝世也 故治差帝皇之御病

そして、それに繋がるのが、天から垂れた"丅"ということで、manifestということになろう。その観念の核は上帝。
倭の観念とは異なるが、同義的解釈がなされたのだろう。
"示 ⺬ 礻 𡭕 𥘅": 示奉天照大御~之時 卽示諸~等 足示後世
   "禮": 98用例
   "祿": 爾多祿給其隼人曰 爾多祿給其老女以返遣也 給多祿也
   "~": 773用例
   "祇": ~祇呈於滌身 覺夢而敬~祇(序の漢文)
     定奉天~地祇之社 於天~地祇亦山~及河海之諸~
   "齋": 齊五行之序(序の漢文) 上下等齊
   "祭": 8用例
   "祖": 126用例
   "祝": 又娶近淡海之御上祝以{伊都玖}
      葦原色許男大~以伊都玖之祝大廷乎 定石祝作
   "祓": 禊祓也 爲國之大祓而 爲祓禊而
   "禱": 布刀詔戸言禱白而 禱白而 爾言禱白之
   "社": 定奉天~地祇之社 此者坐難波之比賣碁曾社
   "禍": 八十禍津日~ 大禍津日~ 八十禍津日前
   "祟": 爾祟出雲大~之御心
   "禰": 41用例
  


一丄示三王玉玨气士h屮艸蓐茻 

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