■■■ 「說文解字」 卷二 を眺める[8] ■■■
巻二には「書経」≪商書≫からの引用が2つ登場してくるが、該当箇所は見当たらない。

その意味は計りかねるが、用例提示なら、他書で十分事足れる文字であるからして、何か、思うところがあったのだろうか。
もっとも、≪夏書≫≪虞書≫も同様。
殷王朝の覇王的姿勢が面白くないとのことで、文を挿入した様にも思えて来る。こんなところではないかとの邪推。・・・

<返[還]> ≪商書≫祖甲返
(尚書古文疏證 卷二第二十五)“祖伊反”為“祖甲返”
 …祖甲とは、暴虐とされる24代王。生贄儀式を廃止。
  (祖伊は酒池肉林の紂王/帝辛の臣。)
    e.g.祖伊反曰:"嗚呼!乃罪多 參在上 乃能責命于天?"

<躋[登]> ≪商書≫予顚躋
(「史記」宋微子世家)今女無故告予 顛躋 如之何其?
 …顛躋とは、墜落のこと。困頓挫折。
  殷の最後は紂王で周の時代となる。

儒者お気に入りの≪周書≫だと、辿れる記載もあるのだが。
 今惟牿牛馬⇒(費誓)今惟淫舍牿牛馬
 大保受同祭嚌⇒(顧命)太保受同 祭 嚌 宅
 無敢昬逾⇒(顧命)无敢昏逾
 我興受其䢙⇒n.a.
  


小八釆半牛犛告口凵吅哭走止癶步此正是辵彳廴㢟行齒牙足疋品龠冊 


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巻一
巻二




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├┬┬┬────────⇒巻三
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│││ 凵:張口[象形]
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└───────────⇒巻三
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