■■■ 「說文解字」 卷三 を眺める[10]  ■■■
<八卦[01天 02地 29水 30火 51雷 52山 57風 58澤]→六十四卦>と考えがちだが、卦名を共通にしていて原理的におかしい。そもそも、<象>の表現もこの様に単純な1文字ではない。[01天行健 02地勢坤 29隨風 30明兩作離 51?雷 52兼山 57隨風 58麗澤]
それに、五行(水金土火木)との整合性もとれておらず、実用上の観点からすると、8x8種類で活用できれば十分であり、覚え易くするための表記に映る。
・・・この辺りは、もともとの卦の名称の由来が全く想定できないから、議論は難しい。
(取象 取義 筮辞 占事の4説があるそうだ。)

さらに付け加えると、卦の名前に合わせて解説内容が豊富化されたのか、その反対なのかも不明なことも、考える上で大きなバリア。なんとなく、後者らしいとの印象を与えるものの、名称と内容が無関係な場合もあるから、どちらとも言いかねる。
ともあれ、考古学的には卦の名称は、一部言い換えはあるものの、ほぼ同一だから、重要なメッセージでもあることは間違いない。
「說文解字」は、文字学の頂点たるべく奮闘して編纂したに違いないが、流石に、各卦の文字を文字世界秩序のなかに位置付けるのは無理と判断したようだ。
引用は中途半端だし。

[03]屯卦 [25]无妄卦 [29*]坎卦 [30*]離卦
[04]蒙卦 [26]大畜卦 [30*]離卦 [41]損卦 [51*]震卦
[02*]坤卦 [06]訟卦 [49]革卦 [50]鼎卦 [57*]巽卦
[01*]乾卦 [20]觀卦 [21]噬嗑卦 [27]頤卦 [31]咸卦 [46]觀卦 [54]歸妹卦
[10]履卦 [38]睽卦 [48]井卦 [51*]震卦 [57*]巽卦
[03]屯卦 [32]恆卦 [47]困卦
[01*]乾卦 [03]屯卦 [22]賁卦 [29*]坎卦 [30*]離卦 [35]晉卦 [50]鼎卦 [55]豐卦
[16]豫卦 [30]離卦 [35]晉卦 [52*]艮卦
[27]頤卦 [49]革卦
[01*]乾卦 [03]屯卦 [04]蒙卦 [12]否卦 [36]明夷卦 [39]蹇卦 [45]萃卦 [46]升卦 [56]旅卦
[05]需卦 [11]泰卦 [48]井卦
[22]賁卦 [59]渙卦
[02*]坤卦 [63]既濟卦
[02*]坤卦 [09]小畜卦 [11]泰卦 [30*]離卦 [44]姤卦 [59]渙卦

非関与:[07,08][13〜19][22〜24][28][33,34][37,38][40][42,43][53][58*][60〜62][64]
  


㗊舌干𧮫只㕯句丩古十卅言誩音䇂丵菐𠬞𠬜共異舁𦥑䢅爨革鬲䰜爪丮鬥又𠂇史支𦘒聿畫隶臤臣殳殺𠘧寸皮㼱攴教卜用爻㸚 

巻二 

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││巻三

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