■■■ 「說文解字」 卷四 を眺める[4] ■■■ 徹底的に分析すればそれが判明するならよいが、そうはいかず。従って、「說文解字」全体感覚の共有はえらく難しいことになり、厄介そのもの。 ただ、この巻での、部首系譜展開方法を知ることで一助にはなる。 と云うことで、続けてもう一つを見ておこう。 <骨>→<肉/⺼>→ <筋>→ <竹(次巻所収)>・<刀/刂>→ <刃> 「古事記」の用法は以下の通り。 <筋> 於飛鳥河之河原 皆斷其族之膝筋 <刀/刂> 大戸惑子~【訓惑云麻刀比】 布刀玉命【布刀二字以音】 荒河刀辨之女【刀辨二字以音】 苅羽田刀辨【此二字以音】 生大刀 紐小刀 横刀 御刀 <刃/刄> "劍"であり、非使用。 <劒> 喫劒切蛇@序の漢文 十拳劒 十掬劒 ~度劒 草那藝劒 劒池 以劒納于御懷而幸行 爾取出置席下之劒 斬其隼人之頸 この先も面白い。 <刀/刂・刃/刄>→<㓞>→<丯>→<耒> 誰でも気付く問題だから触れておこう。上記は真面目に考えればトンデモ連結とも言える。現代感覚では、筋=竹+月+力であって、力≠刀。 力は巻十三に収載。(<④田>→<⑤男>→<⑥力>→<⑦>) ⏩続 │ 巻三 ⑤又 ├┬┬┬┬┬┐ ⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥ │││殳臤𦘒𠂇 攴皮寸 ├┬┬┐ ││⑦⑦ ││卜教 ││ 巻四 │①𡕥 ││ │②目 │├┬┬┐ ││││③䀠 │││③眉 ││③盾 │③自 │├┐ ││④鼻 │④𪞶 │├┐ ││⑤皕 │⑤習 ││ │⑥羽 ││ │⑦隹 │├┬┐ │││├┬┬┐ ││││││⑧鳥 │││││││ ││││││⑨烏 │││││⑧雥 ││││⑧雔 │││⑧瞿 ││⑧奞 │⑧雈 ││ │⑨𦫳 │├┬┐ │││⑩𥄕 ││⑩羊 │││ ││⑪羴 │⑩𠦒 ││ │⑪冓 ││ │⑫幺 ││ │⑬𢆶 │├┬┐ │││⑭叀 ││⑭玄 │⑭予 ├┐ ①① 放𠬪 │ ②𣦼 ├┐ ③③ 歺死 │└─────────④⇒巻八 ④冎 │ ⑤骨 │ ⑥肉 │ ⑦筋 ├──────────⑧⇒巻五 ⑧刀 ├──────────⑨⇒巻五 ⑨刃 │ ⑩㓞 │ ⑪丯 │ ⑫耒 (C) 2024 RandDManagement.com →HOME |