■■■ 「說文解字」 卷五 を眺める[5] ■■■ <喜[口+ 【 【皿𠙴去血丶丹青井】 <喜(字義:樂)>は、「古事記」中、熟語の歡喜として用いられる。但し聞歡見喜との用例もあるので、そんな字義を措定したのだろう。 "壴"と"豈"は非使用だが、部首利用文字"鼓"には面白い用例がある。 大御酒 獻其大御酒之時 擊口鼓爲伎 而 歌曰・・・ 一度爲匐虫 一度爲鼓 一度爲飛鳥 有變三色之奇虫 後者用例はどう見ても蛹と化すことを意味している訳だが、そうなると、前者とは全く異なる意味になってしまう。しかしながら、これ繭玉と考えずに、文学的表現の「說文解字」の字義たる"春分之音 萬物郭皮甲 而 出"とするなら齟齬は失せる。 ともあれ、"豆"の先は【豊豐】。<豐>に至っては"豆之豐滿者"。 ここのグループは確かに字義・字体の両方でまとまりを感じさせる。 ⏩続 │ 巻三 ⑤又 ├┬┬┬┬┬┬─┐ ⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥ │ 攴皮寸殳臤𦘒𠂇 │ │ ┌─────┘巻五 │ ①左─②工─③㠭─④巫 │ ① 巻四 │ ⑦筋 ├┐ │⑧刀 │├─⑨ ││巻五 │①角 ①竹─②箕─③丌 ⑥口 巻二 ├┬┬┬┐ ││⑦⑦⑦ ││品吅凵 │└──┐巻三 ├┬┬┐└───┐ │││├┬┬┬┬│─┐ │││││││││ │ ①①①①①①①①① │ 言古丩句㕯只𧮫舌㗊 │ ┌─────────┘巻五 ├┬┐ ①①① 喜甘曰 │├┐ ││②旨 │②乃─③丂 │ ├┬┬┐ │ ④④④④ │ 可兮号亏 ├┬┐ ②②② 壴鼓豈 │ ③豆 ├┬┐ ││├┬┐ ││④④④ ││䖒豐豊 │││ ││⑤虍─⑥虎─⑦虤 │④皿 │├⑤𠙴─⑥去 │└⑤血─⑥丶─⑦丹─⑧青─⑨井 ④皀 ├┐ ⑤⑤ 食鬯 │ ⑥亼 ├┬┐ ⑦⑦⑦ 會倉入 ├┬┐ ⑧⑧⑧ 缶矢高 ├┬┬┬┬┬┐ ⑨⑨⑨⑨⑨⑨⑨ 冂𩫖京亯㫗畗㐭 ├┬┐ ⑩⑩⑩ 嗇來麥 ├┬┬┬┐ ⑪⑪⑪⑪⑪ 夊舛舜韋弟 ├┬┐ ⑫⑫⑫ 夂久桀 └─⑬ ⇒ 巻六 (C) 2024 RandDManagement.com →HOME |