■■■ 「說文解字」 卷五 を眺める[7]  ■■■
"井"迄到達すると、いよいよ、巻五の最終段。この箇所は超バラバラにしか見えない。

㊀と㊁は、「說文解字」前編の補遺で、主流は"口"から始まる文字のながれで、巻五で"甘"と"喜"の2つを加えることで完了となる。
要するに、巻一〜巻五が前編で、そこで核を成すのは"口"ということになろう。そこで、"井"で完結となっているのならわかり易いのだが。"口"→①喜→②壴→③豆→④皀としていることになろう。
   ㊀ 角竹箕丌
   ㊁ 左工㠭巫
 ㊂ 甘曰乃丂可兮号亏旨
 ㊂ 喜壴鼓豈
  ○ 豊豐䖒虍虎虤

  ㊃ 皿𠙴去血丶丹青
  ㊄ 皀鬯食亼會倉入缶矢高冂𩫖京亯㫗㐭嗇來麥夊舛舜韋弟夂久桀

5段目がゴチャゴチャに映るのは、ミクロでは字体類縁性が見て取れるから。・・・
  <皀鬯>
  {食亼<會倉>入}
  <缶矢>
  {高冂𩫖京亯㫗㐭}
  <嗇來麥>
  <夊<舛舜>韋>弟<夂久桀>
脈絡なき順列という気がしないでもないが、深い層になることを厭わなければ、強引に整理できない訳ではない。
  ④皀→⑤食→⑥亼→⑦入→⑧高→⑨㐭→⑩麥→⑪夊→⑫桀⇒ 巻六
  


角竹箕丌左工㠭巫甘曰乃丂可兮号亏旨喜壴鼓豈豆豊豐䖒虍虎虤皿𠙴去血丶丹青井皀鬯食亼會倉入缶矢高冂𩫖京亯㫗㐭嗇來麥夊舛舜韋弟夂久桀 

│ 巻三

├┬┬┬┬┬┬─┐
⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥ │
攴皮寸殳臤𦘒𠂇 │
│ ┌─────┘巻五
│ 

 巻四


├┐

│├─
││巻五



 巻二
├┬┬┬┐
││
││
│└──┐巻三
├┬┬┐└───┐
│││├┬┬┬┬│─┐
│││││││││ │
①①①①①①①①① │
言古丩句㕯只𧮫舌㗊 │
┌─────────┘巻五
├┬┐
①①①
喜甘曰
│├┐
││

│   ├┬┬┐
│   ④④④④
│   可兮号亏
├┬┐
②②②
壴鼓豈


├┬┐
││├┬┐
││④④④
││䖒豐豊
│││
││

│├𠙴
│└

├┐
⑤⑤
食鬯


├┬┐
⑦⑦⑦
會倉入
  ├┬┐
  ⑧⑧⑧
  缶矢高
    ├┬┬┬┬┬┐
    ⑨⑨⑨⑨⑨⑨⑨
    冂𩫖京亯㫗畗㐭
          ├┬┐
          ⑩⑩⑩
          嗇來麥
            ├┬┬┬┐
            ⑪⑪⑪⑪⑪
            夊舛舜韋弟
            ├┬┐
            ⑫⑫⑫
            夂久桀
               └─ ⇒ 巻六
     

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