■■■ 「說文解字」 卷六 を眺める[5] ■■■ ①木 │ ②東 │ ③束 "束" "剌"(この他に2文字収載) ├┐ │④㯻(5文字収載) ④囗(26文字収載) "圜圓回圖國園因囚固圍困囮 etc." ├┐ │⑤邑─⑥𨛜 ⑤員 "員"(この他に1文字収載) │ ⑥貝 ④<囗かまえ>部首所属文字としては、[_] [瞏] [專] [肙] [云] [員] [囗] [啚] [睪] [或] "𡈋" [禾] [卷] [有] [袁] [甫] [大] [又] [令] [吾] [人] [古] [韋] [木] [豕] [化]となるが、【井】【水】【】【八】【子】【女】【玉】【皇】は非所属文字である。 「古事記」では、"國"は当然ながら300例を越す。 "因"は基本語彙だろうが、38例に留まる。 "圓"は圓野比賣命、"囚"は將入獄囚のみ。 "圍"は軍圍として使われるが、興軍 圍都夫良意美之家との表記も。 ⑤<員>は非使用。 ⑥<貝>の部首文字は基本語彙である割には目立たない。・・・𧏛貝比賣 蛤貝比賣 建貝兒王 靜貝王/貝鮹王 竹田王/小貝王 比良夫貝 その部首漢字の"賀[字義:以禮相奉慶]"は音仮名で183用例もある。 慶賀に伴う行為を示す文字としては、"貢"は24用例あり、貢進や貢上として使うことが多い。"賜"は65用例。"貴"は、三貴子 貴~坐 u我王而甚貴 阿遲志貴高日子根~/阿治志貴高日子根~として重要な言葉として使われている。 "賢[字義:多才]"も、賢后[序の漢文] 「若有賢人者貢上」 五百津眞賢木として用いられている。 年齢に於ける数字の2も。"弍・二"で十分だが、正式表記ということで貝を入れ込んだ"貳"を使ったのだろう。 課税上、貨幣による統制は帝国樹立のイロハだと思うが、倭国は食国であるから、貝貨を連想させる手の文字は使っていない。 但し"財"は、固有名詞として、江野財臣 弟財郎女 財郎女 財王として用いられているし、"貧"は、貧鉤・・・兄貧窮・・・稍兪貧 國皆貧窮と、現代の感覚と少しも変らない様に見える。 "賦"も、税を強制的に取り立てるイメージを与える文字だが、固有名詞表記(伊賦夜坂 波邇賦坂 賦登麻和訶比賣命 大倭根子日子賦斗邇命)に使われている。 "貴"の対照的文字の"賤"は、賤奴 賤人 賤女 賤夫 賤老媼となる。 "質"の意味は、かなり抽象性があるが、雖步驟各異文質不同[序の漢文]としてわざわざ使用している。 ⏩続 ├┬┐ 巻五 ⑫⑫⑫ 夂久桀 ┌─┘ 巻六 ①木 ├┬┬┬┬──┐ ②②②②② │ 東林才叒之 │ │ ├┐ │ │ ③③ │ │ 帀出 │ │ ├┬┐ │ ②②② │ 𣎵生乇 │ ├┬┬─┬┬─┬─┬──③⇒巻七 │ ③③③ ③③ ③ ③ │ 𠂹𠌶華 𥝌稽 巢 桼 │ ├──────────────────③⇒巻七 ③束 ├┐ │④㯻 ④囗 └┐ ├⑤邑─⑥𨛜 └⑤員─⑥貝 (C) 2024 RandDManagement.com →HOME |