■■■ 「說文解字」 卷九を眺める[12]  ■■■
≪秘書≫とは引用書を意味するのかは定かではない。
  易 《祕書》 日月爲易

おそらく、当時としては当然とされる字義だと思われるが、「說文解字」"易"の字源は異なる判定。
しかしながら、国家の至高のテキストを、俗説ありとして解説する訳にはいくまい。と言って、出所不明の現実的見方とも書けないから、曖昧な表記しかなかったのだろう。

尚、易卦に沿った煉丹術の書である、呉人の魏伯陽(漢):「周易参同契」にも、"日月為易 剛柔相当"とあるそうだ。但し、著者や成立時期が信用できるかは不明。(道教は教団・教祖・経典から出発していないので、検討は困難。)

極めて道教的なコンセプトであり、なんらかの道教書に記されていておかしくないと思う。
それを認定してしまうと、易の発祥は孔子ではないことを示唆しかねないから、よくよく考えた上での記述と思われる。
  


𦣻面丏首𥄉須彡彣文髟后司卮卩印色𠨍辟勹包茍鬼甶厶嵬山屾屵广厂丸危石長勿冄而豕㣇彑豚豸𤉡易象 

│ 巻八

├┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
②②②②②②②②②②
儿尸毛老衣身臥𡈼从𠤎
││

││ 巻九
𦣻
│├┬┬┬┐
②②②②②
面丏首𥄉須
│┌───┘
│├┬┬┐
③③③③
彡彣文髟
│   │
│  ※↓
├┬┐
││
├┬┐
││②②②
││司卮卩
││  ├┬┬┐
││  ③③③③
││  印色𠨍辟


├┬┐
②②②
甶厶嵬
    ├┐
    ④④
    屾屵
     ├┐
     ⑤⑤
     广厂
      ├┬┐
      ⑥⑥⑥
      丸危石

   ※↑
┌──┘

├┬┐
⑤⑤⑤
勿冄而


├┬┬┬┬┬┬──── ⇒巻十
⑦⑦⑦⑦⑦⑦⑦
㣇彑豚豸𤉡易象
     

 (C) 2024 RandDManagement.com  →HOME