■■■ 「說文解字」 卷十を眺める[7]  ■■■
「說文解字」を眺めて系譜化するのは、感性的にエイヤーで行えばそう難しくはないが、その後、微視的にどう繋がっているか点検すると大事。
しかし、思い込みなき白紙の状態で、俯瞰的に眺めて作っていれば、たいていは糸口はみつかるもの。もっとも、それが正しいか否かはわからないが、もともと正解など無いのだから気にするほどのことでもなかろう。

その典型が、<大>に繋がる系譜。
 
 
 ├┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
 ⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥
 亦夨夭交尣壺㚔奢亢夲夰亣
      │     ├┐

並列12文字が"大"と字体的にどう繋がるか点検すると、こんな具合。・・・

=𡗜/𡗕[+丷]
    人之臂亦…象形
[𠃑+]
    傾頭…象形
[丿+]
    …象形
[六()+乂]
    交脛…象形
=尢≒
    𤿑 曲脛…象形
=紐(@蓋上)+<金文>(@蓋)+両耳+腹(@下)+圈足(@底)
    昆吾圜器…象形
[+𢆉]
    所以驚人…象形
[+者]
    …聲
[<金文>(人)+/(斜線@股下)]
    人頸…象形
[+十]
    進趣
[+丿+h]
    
=<籀文>
    籒文大 改古文…象形
  


馬𢊁鹿麤㲋兔萈犬㹜鼠能熊火炎K囪焱炙赤大亦夨夭交尣壺壹㚔奢亢夲夰亣夫立竝囟思心惢 

│ 巻九

├┬┬┬┬┬┬─┐
⑦⑦⑦⑦⑦⑦⑦ │
㣇彑豚豸𤉡易象 │ 巻十
        ├┬┬┬┬┐
        ①①①①①①
        馬𢊁㲋犬鼠能
         │││ │
         ②②② ②
         鹿兔㹜 熊
         ││  │
         ③③  
         麤萈  
┌────────────┘

├┬┬┐
④④④④
炎焱炙赤
│┌─┘
⑤⑤
K大
│├┬┬┬┬┬┬┬┬┬┬┐
⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥⑥
囪亦夨夭交尣壺㚔奢亢夲夰亣
│     │     ├┐
        ⑦⑦
│           夫立

     

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