■■■ 「說文解字」 卷十二を眺める[11]  ■■■
<手>には"扌"文字がズラーと並び壮観。
ところが、"抑[扌+卬]"が収録されていない。
卬=匕+卩(邑)だから、<[扌+匕]>と<邑>の合字かと案じてしまうが、前者の文字は無いらしいし、当然ながら後者部の属字でもない。
もちろん、<[扌+卩]>による<匕>挟でもない。

「說文解字」は無視を決め込んだかと勘違いしそうになるが、"作𢑏从反印"ということで、この文字は[扌+𢑏]との造字であることがはっきりと書いてある。
<印>部ということになる。

小生は漢字マニアではないので、わざわざ、目的がわからぬ造字用法【反転】に触れるつもりはなかったが、無視しておくのも気になるので。
  


𠃉不至西鹵鹽戶門耳𦣞手𠦬女毋民丿𠂆乁氏氐戈戉我亅珡乚亡匸匚曲甾瓦弓弜弦系 

│ 巻十一

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├┐ ├┬┬┬┬┐
②② ②②②②②②
燕龍 沝𡿨永谷雨魚
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 ③③
 飛非
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│├
│├┐ 巻十二
①①
𠃉不
│└──西

├┐
②②
門耳
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③③
𦣞手
┌┤
④④
𠦬女
┌┤
⑤⑤
毋民
 ├─┬┬┐
 ⑥ ⑥⑥⑥
 氏 丿𠂆乁
 │   │
   
┌───────┘
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⑨⑨⑨
亅珡乚
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 ⑩⑩
 亡匸
┌─┘

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⑬⑬
弜弦
 └────────── ⇒巻十三
     

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