■■■ 「說文解字」 卷十四を眺める[5]  ■■■
数については、字体関連性がある≪一⇒𠄠⇒三⇒亖⇒𠄡≫を避けているのが特徴。〔一 (113用例) 二(198用例) 三(177用例) 八(150用例) 十((82用例) 百(45用例) 千(27用例) 〕"萬"がこの系譜の派生部首に属しているのが面白い。

十干は解釈の糸口さえ見つからないが、10個の太陽の固有名詞と考えるしかなかろう。つまり、揚子江流域の超古代10王国の名称ということになる。中原の帝国が定めた五行とは全く無縁。

十二支は字体関連性皆無。鼠〜豚とはトーテムをピックアップして並べたに過ぎない。これを「說文解字」的に解釈するなら、残存情報を欠いているので推定は困難ではあるものの、"子〜亥"とは、<生まれて終わる>という野の"木"の1サイクル(冬至で区切る12ヶ月)を表記した文字の省略形と考えるのが自然。・・・(順番が変えられた可能性もある。以下は例を示すためのいい加減な文字選定。)
  🈢耔⇒子⇒鼠
   紐⇒丑⇒牛
   演⇒寅⇒虎
   留⇒卯⇒兔
   賑⇒辰⇒龍
  🈭抱(巳)⇒巳⇒蛇
   仵⇒午⇒馬
   味⇒未⇒羊
   伸⇒申⇒猿
   㾞⇒酉⇒鳥
   𦮠⇒戌⇒狗
  🈡核⇒亥(=𬽇)⇒豚


"四": 70用例
"宁": 非使用
"叕": 非使用
"亞": 非使用
"五": 87用例
"六": 20用例
"七": 26用例
"九": 14用例
"禸": 非使用
  "萬": 10用例
"嘼": 非使用
"甲": 14用例
"乙": (数:2) コ冠天乙矣(序の漢文)
  "乾": 9用例
  "亂": 意祁王袁祁王二柱聞此亂而逃去
"丙": 非使用
"丁": (数:2) 吉備國兒嶋之仕丁
"戊": (数:2)
  "成": 78用例
"己": 27用例
"巴": 非使用
"庚": 非使用
"辛": 非使用
  "辭": 10用例
"辡": 非使用
"壬": (数:2) 壬生部
"癸": (数:1)
"子": 638用例
  "孕": 因本教而識孕土產嶋之時(序の漢文)
  "㝃": 264用例
  "存": 許存許曾婆
  "疑": 12用例
"了": 非使用
"孨": 非使用
"𠫓": 非使用
"丑": (数:2)
"寅": (数:1)
"卯": (数:3)
"辰": (数:1) 未移浹辰(序の漢文)
  "辱": 令見辱吾
"巳": (数:1)
"午": (数:2)
"未": 17用例
"申": (数:1) 專所顯申之汝
"酉": 非使用
  "酒": "33用例
  "釀": 6用例
  "酌": 持玉器將酌水之時 婢乃酌水 旦夕酌淡道嶋之寒泉
  "酸": 今酸醤者也
  "酢": 酢鹿之諸男
"酋": 非使用
"戌": (数:1)
"亥": 非使用
  


金幵勺几且斤斗矛車𠂤𨸏𨺅厽四宁叕亞五六七九禸嘼甲乙丙丁戊己巴庚辛辡壬癸子了孨𠫓丑寅卯辰巳午未申酉酋戌亥 

  巻一

│   巻十三


│├┬┬─┐
③③③ │
垚堇里 │
│┌───┘
││  巻十四
│├┐
①①
金幵
│├┬┬┬┬┐
②②②②②②
勺几斤斗矛車
│ │   │
│   𠂤𨸏𨺅


├┐


┌─────────┘
├┐


┌──────────────┘
├┐


┌──┘
├┐


┌─────┘
├┬┬┐
│││
││
𠫓

┌───────────────────────┘


     

 (C) 2024 RandDManagement.com  →HOME