■■■ 「說文解字」 卷十四を眺める[6]  ■■■

①"幵"は、巻頭の①"金"の次に位置しているが、繋がるとはとても思えないから、"金"と一緒に、並列的に前巻の②"土"から繋がっていると解釈するしかなかろう。
この属は部首文字だけだし、後継文字はなさそうで、孤立している上に、字形としては、二干對構文字だから、本来なら②"干"の次の③"幵"に配置すべきと思ってしまうが、そうはいかないようだ。
幵=𭑈と見なされているからでは。

部首に該当しても、所属文字が無い、つまり、純従属的コンポーネンツ役でしかなく、そんなこと無視してもよかろうにと思ってしまうが、結構重要な文字なのかも。
本来的には異なる元義のコンポーネンツを使うべきところ、ほぼ同様として用いている印象を与えるので、検討する気が失せる。
:獸足企[足]
:諍語詽詽[言]
:蔽人視[目]
𦐧:羽之𦐧風 亦古諸侯[羽]
:石鳥[隹]
:剄[刀] …強引な変化形
:簪[竹] …"こうがい"≠"かんざし"
:屋櫨[木]
𢆞:小束[束]
:周公子所封 地近河内懷[邑]
:相從[-]
:象形[彡]
:䃺[石]
:三歲豕 肩相及者[豕]
:K皴[K] …理解不能
:龍耆𦟝上䶬䶬[龍]
𢏗:帝嚳䠶官 夏少康滅之[弓]
:鹿之絕有力者[鹿]
𤜵:獟犬[犬]
:水⊂出扶風汧縣西北 入渭[水]
:技[女]
:張[門]
:似鍾而頸長[金]
  


金幵勺几且斤斗矛車𠂤𨸏𨺅厽四宁叕亞五六七九禸嘼甲乙丙丁戊己巴庚辛辡壬癸子了孨𠫓丑寅卯辰巳午未申酉酋戌亥 
  巻一

│   巻十三


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③③③ │
垚堇里 │
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││  巻十四
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①①
金幵
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②②②②②②
勺几斤斗矛車
│ │   │
│   𠂤𨸏𨺅


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𠫓

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