■■■ 「說文解字」 卷十五【叙】 を眺める [4] ■■■ その冒頭部分は、この書の編纂方針を漢語的美辞で記載してある。無くても想像がつく、と云うより、その思想を眺めさせられて来たのでどうということは無い訳だが。 敘曰: 此十四篇五百四十部 九千三百五十三文 重文一千一百六十三 解說凡十三萬三千四百四十一字 其建首也 立一為耑 方以類聚 物以群分 同牽條屬 共理相貫 雜而不越 據形系聯 引而申之 以究萬原 畢終於亥 知化窮冥 その本質は、部首を建てること。 先ずは、<一>を立てて端緒とした。 方向的同類は集合し、同部となる。 万物は群を成し、分別され異部となる。 条筋が同系なら、同属として繋がる。 理屈を共有していれば、相通じ繋がる。 雑多であるが、越えることは無い。 部は字形に依って、系列化されているからだ。 部から部へと連綿として、引き継がれ、 萬物の源の究極へと導く。 最終的な華として<亥>部で完了する。 これで、変化の道を知り、 深層の真を極め尽くすことができる。 ⏩続 (C) 2024 RandDManagement.com →HOME |