■■■ 「說文解字」 卷十五【叙】 を眺める [5] ■■■
辞書無しに漢字を用いて、非漢文を表記するなど無謀そのもの。
しかし、太安万侶はそれに挑戦したかに見える。しかし、はっきりと辞書非利用と書いている訳ではないから、自製の辞書を作成していた可能性も。といっても、尋常ならざる労力を必要とするから、漢漢辞書を眺めることができる立場にいたと考えた方が自然だ。
そうなると、「說文解字」が定番である以上、それ以外に目を通す必然性は薄かろう。但し、543年編纂の楷書版顧野王[南朝梁]:「玉篇」@543年の可能性もなきにしもあらず。しかし、僅かな残巻しか無いためにその内容ははっきりしない。その面影は後世の書(残本的原本にかなり手が入った上に増補したと言われる、宋代成立の「大廣益會玉篇」。)で見ることができるかも知れないが。
見た所、「說文解字」踏襲という立場で、辞書的に組み替えたようだ。思想的な文字系譜の書から脱して、類似文字群を重視する方針で編纂されていることがわかる。要するに、文字検索の便宜を図ろうとの意図ありあり。僅かな残巻からすれば、各文字の解説にも力を入れており、「說文解字」と違って、明らかに辞書である。
ということで、参考に。・・・
当時の漢漢辞書には他に1書存在していたことがわかっているが、名称のみの伝承。おそらく、便宜性重視の編纂。「說文解字」的思想無視だから、儒教国家には不適との烙印が押され自然消滅と見てよいだろう。

「說文解字」 巻十五 叙 ⑭録 五百四十部
≪卷_一≫
一丄示三王玉玨气士h屮艸蓐茻
≪卷_二≫
小八釆半牛犛告口凵吅哭走止癶步此正是辵彳廴㢟行齒牙足疋品龠冊
≪卷_三≫
㗊舌干𧮫只㕯句丩古十卅言誩音䇂丵菐𠬞𠬜共異舁𦥑䢅爨革鬲䰜爪丮鬥又𠂇史支𦘒聿畫隶臤臣殳殺𠘧寸皮㼱攴教卜用爻㸚
≪卷_四≫
𡕥目䀠眉盾自𪞶鼻皕習羽隹奞雈𦫳𥄕羊羴瞿雔雥鳥烏𠦒冓幺𢆶叀玄予放𠬪𣦼歺死冎骨肉筋刀刃㓞丯耒
≪卷_五≫
角竹箕丌左工㠭巫甘曰乃丂可兮号亏旨喜壴鼓豈豆豊豐䖒虍虎虤皿𠙴去血丶丹青井皀鬯食亼會倉入缶矢高冂𩫖京亯㫗㐭嗇來麥夊舛舜韋弟夂久桀
≪卷_六≫
木東林才叒之帀出𣎵生乇𠂹𠌶華𥝌稽巢桼束㯻囗員貝邑𨛜
≪卷_七≫
日旦倝㫃冥晶月有朙囧夕多毌𢎘𣐺𠧪齊朿片鼎克彔禾秝黍香米毇臼凶朩𣏟麻尗耑韭瓜瓠宀宮呂穴㝱疒冖𠔼冃㒳网襾巾巿帛白㡀黹
≪卷_八≫
人𠤎匕从比北丘㐺𡈼重臥身㐆衣裘老毛毳尸尺尾履舟方儿兄兂皃𠑹先禿見覞欠㱃㳄旡頁
≪卷_九≫
𦣻面丏首𥄉須彡彣文髟后司卮卩印色𠨍辟勹包茍鬼甶厶嵬山屾屵广厂丸危石長勿冄而豕㣇彑豚豸𤉡易象
≪卷_十≫
馬𢊁鹿麤㲋兔萈犬㹜鼠能熊火炎K囪焱炙赤大亦夨夭交尣壺壹㚔奢亢夲夰亣夫立竝囟思心惢
≪卷十一≫
水沝瀕𡿨巜川泉灥永𠂢谷仌雨雲魚𩺰燕龍飛非卂
≪卷十二≫
𠃉不至西鹵鹽戶門耳𦣞手𠦬女毋民丿𠂆乁氏氐戈戉我亅珡乚亡匸匚曲甾瓦弓弜弦系
≪卷十三≫
糸素絲率虫䖵蟲風它龜黽卵二土垚堇里田畕黃男力
≪卷十四≫
金幵勺几且斤斗矛車𠂤𨸏𨺅厽四宁叕亞五六七九禸嘼甲乙丙丁戊己巴庚辛辡壬癸子了孨𠫓丑寅卯辰巳午未申酉酋戌亥

「大廣益會玉篇」三十卷 五百四十二部(16,917字)
【卷第_一】八部
一   …於逸
二   …市讓
三   …時至
四   …而至
五   …思甘
六   …禹方
七   …魚録
八   …𤤴古岳
【卷第_ニ】十四部
九   …他戸
十   …五幺
十一  …𦹆居隱
十二  …力擬
十三  …徒堅
十四  …記良
十五  …胡光
十六  …去留
十七  …居英
十八  …古螢
十九  …𠆀古穫
二十  …於急
卄一  …胥兹
卄二  …事几
【卷第_三】十三部
卄三  …而眞
卄四  …而真
卄五  …扶甫
卄六  …時人
卄七  …奴含
卄八  …彌申
卄九  …甫俱
三十  …以諸
卅一  …五可
卅二  …式神
卅三  …詡榮
卅四  …大禮
卅五  …尼與
【卷第_四】二十部
卅六  …下結
卅七  …毗賔
卅八  …𦣻舒酉
卅九  …𩠐舒酉
四十  …𥄊古堯
四一  …彌箭
四二  …師力
四三  …𠚁先進
四四  …𦣝以之
四五  …戸唐
四六  …毗至
四七  …疾利
四八  …莫六
四九  …殊尹
五十  …九遇
五一  …𥄎火域
五二  …吉薦
五三  …昌召
五四  …亡逹
五五  …如始
【卷第_五】一十部
五六  …苦苟
五七  …𧮫渠略
五八  …時列
五九  …昌始
六十  …牛加
六一  …思臾
六二  …先廉
六三  …亡分
六四  …亡分
六五  …比昭
【卷第_六】一十部
六六  …舒酉
六七  …居竦
六八  …𠬜普姦
六九  …與居
七十  …居六
七一  …壯巧
七二  …居逆
七三  …都豆
七四  …_作可
七五  …有救
【卷第_七】一十部
七六  …子欲
七七  …山居
七八  …𠦬公懷
七九  …古忽
八十  …呼穴
八一  …如六
八二  …居勤
八三  …吕職
八四  …胡頰
八五  …良渚
八六  …莫洞
【卷第_八_】三部
八七  …思林
八八  …息兹
八九  …桑果
【卷第_九_】二十九部
九十  …五鞬
九一  …乾仰
九二  …禹月
九三  …奴改
九四  …苦道
九五  …口我
九六  …胡雞
九七  …胡到
九八  …禹俱
九九  …于君
一百  …於今
百一  …古号
百二  …口范
百三  …火𡊮
百四  …披錦
百五  …先到
百六  …余酌
百七  …𠕋楚責
百八  …壯立
百九  …之移
百十  …奴没
百十一 …丘劒
百十二 …是力
百十三 …古藍
百十四 …支耳
百十五 …徐山
百十六 …女涉
百十七 …
百十八 …公道
【卷第十__】一十九部
百十九 …丑亦
百二十 …下庚
百卄一 …余針
百卄二 …竹凡
百卄三 …居柳
百卄四 …思佳
百卄五 …尺兖
百卄六 …子后
百卄七 …丑略
百卄八 …余忍
百卄九 …补葛
百三十 …蒲故
百卅一 …之市
百卅二 …充與
百卅三 …力急
百卅四 …蒲茗
百卅五 …七爾
百卅六 …之盛
百卅七 …時止
【卷第十一_】一十九部
百卅八 …彌仙
百卅九 …居雄
百四十 …直旅
百四一 …莫昆
百四二 …胡古
百四三 …式脂
百四四 …無匪
百四五 …齒亦
百四六 …力𠘧
百四七 …力道
百四八 …女戹
百四九 …𣦻在安
百五十 …午逹
百五一 …息姊
百五二 …古瓦
百五三 …許恭
百五四 …胡決
百五五 …h思二
百五六 …雉列
【卷第十二_】五部
百五七 …莫榖
百五八 …コ紅
百五九 …力金
百六十 …仕交
百六一 …而酌
【卷第十三_】一部
百六ニ …七老
【卷第十四_】二十九部
百六三 …乳屬
百六四 …𦬠莫朗
百六五 …尺閏
百六六 …知六
百六七 …居凝
百六八 …在來
百六九 …甫味
百七十 …竹戹
百七一 …𠂹巾規
百七二 …𠌶火于
百七三 …胡𤓰
百七四 …𥝌五漑
百七五 …古奚
百七六 …月柴
百七七 …仕角
百七八 …方屋
百七九 …𢎘胡感
百八十 …𣒷胡感
百八一 …𠧪徒幺
百八二 …七漬
百八三 …𣎳匹刄
百八四 …𣏟匹賣
百八五 …莫加
百八六 …書六
百八七 …居有
百八八 …𤓰古華
百八九 …胡故
百九十 …柯邁
百九一 …力才
【卷第十五_】三十九部
百九二 …莫革
百九三 …式與
百九四 …胡戈
百九五 …郎的
百九六 …力對
百九七 …許良
百九八 …許良
百九九 …敕亮
二百  …莫禮
二百一 …許委
二百二 …𦥑渠九
二百三 …且郎
二百四 …力甚
二百五 …使力
二百六 …疾立
二百七 …胡外
二百八 …虛掌
二百九 …_胡苟
二百十 …普逼
二百十一…如立
二百十二…莫歴
二百十三…𠔼亡道
二百十四…莫到
二百十五…力掌
二百十六…_婢丗
二百十七…西於架
二百十八…無倣
二百十九…俾密
二百二十…古候
二百卄一…丘於
二百卄二…羌據
二百卄三…補黙
二百卄四…西先兮
二百卄五…力古
二百卄六…余占
二百卄七…他井
二百卄八…明丙
二百卄九…五過
二百三十…於機
【卷第十六_】二十四部
二百卅一…巨林
二百卅二…欣里
二百卅三…竹句
二百卅四…姑戸
二百卅五…
二百卅六…徒闘
二百卅七…力弟
二百卅八…芳馮
二百卅九…
二百四十…直隴
二百四一…丁冷
二百四二…午寡
二百四三…方負
二百四四…郎的
二百四五…𩰲郎的
二百四六…丁口
二百四七…市灼
二百四八…𠘧居矣
二百四九…士也
二百五十…甫王
二百五一…丘玉
二百五二…戸徒
二百五三…之移
二百五四…𠙹側持
【卷第十七_】一十四部
二百五五…於蹇
二百五六…無弗
二百五七…尸耳
二百五八…居雄
二百五九…渠良
二百六十…居垠
二百六一…莫侯
二百六二…古禾
二百六三…時珠
二百六四…所此
二百六五…禹月
二百六六…
二百六七…口八
二百六八…如振
【卷第十八_】一十六部
二百六九…居音
二百七十…普卜
二百七一…甫望
二百七二…巨基
二百七三…咨可
二百七四…古紅
二百七五…知輦
二百七六…武俱
二百七七…布鹿
二百七八…除矯
二百七九…俞共
二百八十…戸交
二百八一…力爾
二百八二…尺奢
二百八三…之由
二百八四…甫亡
【卷第十九_】一部
二百八五…尸癸
【卷第二十_】二十七部
二百八六…之水
二百八七…公泫
二百八八…古㑹
二百八九…齒縁
二百九十…子郢
二百九一…自縁
二百九二…似均
二百九三…于丙
二百九四…𠂢匹賣
二百九五…古木
二百九六…碑陵
二百九七…于矩
二百九八…于君
二百九九…甫融
三百  …區旣
三百一 …居委
三百二 …甫勿
三百三 …歩陌
三百四 …如逸
三百五 …多汗
三百六 …是人
三百七 …公旦
三百八 …子情
三百九 …魚越
三百一十…于九
三百十一…靡京
三百十二…俱永
【卷第二十一】三十部
三百十三…莫庭
三百十四…辭積
三百十五…旦何
三百十六…思悄
三百十七…於條
三百十八…𢆶伊虯
三百十九…胡淵
三百二十…亡殄
三百卄一…逹頼
三百卄二…式邪
三百卄三…呼果
三百卄四…于・
三百卄五…弋贍
三百卄六…之亦
三百卄七…千乱
三百卄八…楚江
三百卄九…訶得
三百三十…齒亦
三百卅一…以石
三百卅二…壯力
三百卅三…𠋣苗
三百卅四…古肴
三百卅五…烏光
三百卅六…伊日
三百卅七…職縁
三百卅八…知柱
三百卅九…多安
三百四十…千丁
三百四一…承紙
三百四二…丁𠔃
【卷第二十二】十四部
三百四三…所姦
三百四四…所因
三百四五…午回
三百四六…牛桀
三百四七…广
三百四八…呼旦
三百四九…古刀
三百五十…牛為
三百五一…時亦
三百五二…口定
三百五三…𠂤多回
三百五四…扶九
三百五五…𨺅扶救
三百五六…力箠
【卷第二十三】二十九部
三百五七…莫把
三百五八…魚留
三百五九…莫交
三百六十…余章
三百六一…式処
三百六二…𦫳乖買
三百六三…胡官
三百六四…苦泫
三百六五…\牛斤
三百六六…式𠇍
三百六七…徒昆
三百六八…_徒計
三百六九…居例
三百七十…敕又
三百七一…𢊁直𠋣
三百七二…鹿力木
三百七三…上胡
三百七四…丑略
三百七五…他故
三百七六…𠘯仁九
三百七七…徐姊
三百七八…似養
三百七九…奴登
三百八十…于弓
三百八一…力恭
三百八二…火乎
三百八三…呼古
三百八四…胡犬
三百八五…直𠇍
【卷第二十四】十三部
三百八六…於乎
三百八七…是俞
三百八八…於秩
三百八九…於見
三百九十…丁了
三百九一…之惟
三百九二…先進
三百九三…後官
三百九四…忌俱
三百九五…市由
三百九六…才巾
三百九七…語居
三百九八…𩺰語居
【卷第二十五】十部
三百九九…式與
四百  …余赤
四百一 …吁鬼
四百二 …古䰟
四百三 …除中
四百四 …恥何
四百五 …居逵
四百六 …眉耿
四百七 …𡖉力管
四百八 …布外
【卷第二十六】十六部
四百九 …于詡
四百十 …方違
四百十一…似立
四百十二…思進
四百十三…方違
四百十四…甫負
四百十五…之異
四百十六…莫刀
四百十七…齒芮
四百十八…而琰
四百十九…人之
四百卄 …古岳
四百卄一…被竒
四百卄二…而兖
四百卄三…佳核
四百卄四…于非
【卷第二十七】七部
四百卄五…亡狄
四百卄六…下計
四百卄七…先故
四百卄八…先兹
四百卄九…丁雉
四百三十…所律
四百卅一…蘇各
【卷第二十八】十二部
四百卅二…几銀
四百卅三…甫勿
四百卅四…歩百
四百卅五…於祈
四百卅六…巨留
四百卅七…子結
四百卅八…伊刄
四百卅九…子兮
四百四十…必亦
四百四一…居力
四百四二…布交
四百四三…布交
【卷第二十九】五十二部
四百四四…除良
四百四五…呼罵
四百四六…必以
四百四七…必以
四百四八…疾龍
四百四九…_牛林
四百五十…巨用
四百五一…餘至
四百五二…所紀
四百五三…章移
四百五四…𠬪平表
四百五五…女涉
四百五六…以出
四百五七…式余
四百五八…徒戴
四百五九…口聞
四百六十…子合
四百六一…尺述
四百六二…止貽
四百六三…所京
四百六四…丁丸
四百六五…公九
四百六六…舒欲
四百六七…公混
四百六八…于非
四百六九…胡拳
四百七十…在兮
四百七一…各丹
四百七二…五堅
四百七三…普見
四百七四…仕良
四百七五…武俱
四百七六…口勒
四百七七…丿普折
四百七八…𠂆余制
四百七九…夷力
四百八十…𠃉以支
四百八一…居月
四百八二…俱遇
四百八三…居周
四百八四…於近
四百八五…武方
四百八六…下躰
四百八七…_側林
四百八八…居毅
四百八九…茅教
四百九十…_公扈
四百九一…思賢
四百九二…吐木
四百九三…相咨
四百九四…時闡
四百九五…力木
【卷第三十_】四十七部
四百九六…思利
四百九七…知劣
四百九八…於訝
四百九九…吴古
五百  …力竹
五百一 …親𠮷
五百二 …博拔
五百三 …蒲莧
五百四 …布旦
五百五 …居有
五百六 …胡官
五百七 …時入
五百八 …先闔
五百九 …公户
五百一十…千鈍
五百十一…除两
五百十二…彼利
五百十三…古狎
五百十四…猗室
五百十五…兵𣱵
五百十六…多庭
五百十七…亡冦
五百十八…居喜
五百十九…布加
五百二十…假衡
五百卄一…思秦
五百卄二…皮免
五百卄三…_(缺字:上「一」下「平」)綺䖍
五百卄四…竒列
五百卄五…而林
五百卄六…古揆
五百卄七…咨似
五百卄八…力鳥
五百卄九…莊卷
五百三十…他骨
五百卅一…敕有
五百卅二…弋因
五百卅三…亡絞
五百卅四…常眞
五百卅五…徐里
五百卅六…吾古
五百卅七…亡貴
五百卅八…式神
五百卅九…弋帚
五百四十…疾流
五百四一…思律
五百四二…何改
  

叙 漢 太尉祭酒許愼記 

     

 (C) 2024 RandDManagement.com  →HOME