■■■ 「說文解字」 卷十五【叙】 を眺める [9a] ■■■
巻十五叙の文字発明の記述が、ほぼ「淮南子」@前2世紀に従っている点に触れたが、冒頭は「易」の引用"的"文章なので、そこらを見ておきたい。

「易」では発明者というセンスで記載していないし、特定の寄与人物もあげていなかったが「說文解字」 が確定したことがわかる。おそらく、すでに社会的に(科挙受験教育)常識と化していたのだろう。

__「說文解字」____「易」繫辭下__
古者庖羲氏之王天下也古者包犧氏之王天下也
  仰則觀象於天仰則觀象於天
  俯則觀法於地俯則觀法於地
  視鳥獸之文與地之宜觀鳥獸之文與地之宜
  近取諸身近取諸身
  遠取諸物遠取諸物
    於是始作易八卦於是始作八卦
             以通神明之コ以類萬物之情
      以垂憲象
             作結繩而為罔罟
             以佃以漁
             蓋取諸離
              包犧氏沒 神農氏・・・
              神農氏沒 黃帝 堯 舜氏・・・
             上古穴居而野處・・・
及 神農氏上古
  結繩為治 而 統其事結繩而治
  庶業其繁 飾偽萌生
黃帝史官倉頡後世聖人
  見鳥獸蹄迒之跡
   知分理之可相別異也
    初造書契易之以書契
  百工以乂百官以治
   萬品以察萬民以察
    蓋取諸夬蓋取諸夬
__「說文解字」____「易」䷪夬__
  "夬 揚於王庭"[夬] 揚于王庭
   言文者 宣教明化於王者朝庭
             [象傳] 澤上于天
  "君子所以施祿及下夬 君子以施祿及下
     居コ則忌"也居コ則忌
  

叙 漢 太尉祭酒許愼記 

    

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