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2010.7.7
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白ビールに合わせた料理…

 白ビールには確かにそんな色に見える製品もある。
 色もさることながら、コリアンダーやビターオレンジの付香が秀逸。

(C) 3D+WEB MIX


 ずいぶん昔のことだが、7月になると、夜の散歩がてら、Hoegaarden White[ベルギーの白ビール]の生を飲みに行ったものである。独特の香りが、蒸し暑さを緩和してくれる気がするせいか、夏に入る楽しみの一つだった。
 もちろん、喜びはビールだけではない。「ムール貝のワイン蒸し」と自家製マヨネーズの「フレンチポテトフライ[フリッツ]」の山盛りが、ピッタリ合うのだ。

 その後、この時期に余り行かなくなった理由はいろいろあるが、まあ、なかなか難しいものがあるということ。・・・お客さんで混み合うと行く気がしなくなるし、空いているとそのうち閉店になりかねないからだ。なにせ、特殊な生だから。

 そんなこともあり、自宅でトラピストビールやランビック系瓶ビールを飲むようになってしまった。白ビールの瓶がスーパーに並んでいなかったからである。それが、並ぶようになったのは嬉しい限り。
 生の美味しさには届かないとはいえ、自宅で、あの特徴的な香りを味わうことができるのは有難い。
 そうなると、どんな料理にするかひとしきり悩むことになる。

 面倒な料理は御免被りたいが、手作りの味わいも格別だったりするから、少し考えてみた。
 どうして、こうなったかはご想像におまかせしよう。

■焼きミニアスパラガス■
・できるだけ新鮮そうなミニアスパラガスを調達。
・オリーブオイルを塗す。
・熱した厚手の鉄のフライパンで焼く。
・皿に盛ったら、香りが立つオリーブオイルをかけ、岩塩をふりかける。
 (留意点)
    -塩の美味しさが決め手。(好みの岩塩で。)
    -チーズ等の味はつけない。

■温酢キャベツ■
・オリーブオイルで微塵切りタマネギを炒める。
・5mm幅のせん切りキャベツを入れ炒める。
・少ししっとりしたら、顆粒野菜ブイヨンと白ワインビネガーをかける。
・超弱火にして数分蒸す。
・塩・胡椒をふりかけて味を調整する。
・皿に盛り、次に示す蒸ソーセージを載せる。
 (留意点)
    -さっぱり味に仕上げたいので、大蒜、ベーコン、バター等は使わない。
    -キャラウェイシードや香草類は入れない。
    -胡椒以外の刺激物は加えない。

■蒸ソーセージ■
・小振りで、ハーブが入っているソーセージを購入する。
  (紫蘇、パセリ、バジル、マジョラム、等)
・軽く蒸す。
・香辛料を付けずに食べる。
 (留意点)
    -さっぱり感がでそうなハーブに限定する。
    -マスタードは使用しない。
    -温酢キャベツと一緒に頂く。
    -ボイルしたり、炒めないこと。

■炒めポテト■
・メークイーンの皮を剥き、拍子木状に切る。
・薄切り玉ネギをバターで軽く炒める。
・これに切ったジャガイモを入れ、オリーブオイル少量を加えてから、ざっと炒める。
・ローズマリーの小枝を入れ、スプーンで水を少量加え、蓋をする。
・すぐに火を弱め、しばらくしたら火を止め、蒸し状態にしてしばらく放置する。
・暖めた皿に盛る。
・塩をかけるかは好き好き。
 (留意点)
    -ローズマリーの香りで食べる。(ソースやディップはつけない。)
    -育ち放題のローズマリーが生えている花壇もある。頂戴するのも手。
    -好き好きだが、ポテトに硬さが残っているのもなかなかのもの。


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