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オジサンのための料理講座  ↓イラスト (C) SweetRoom

2013.8.5

 

夏用「ささっと」スープ…

暑い日が続くと、水気の多い麺類を食べたくなるが、いかにも粉食で、栄養が偏りすぎの印象が否めない。そうなるとスープかとなる。
ということで、簡単に作るスープはどうか。要するに、分量など面倒なことを考えずに、「ささっと」作ろうという話。今一でも、水モノだから、素材さえしっかりしていれば、結構美味しく感じるもの。

メインの素材はもちろん野菜だが、この時期、魅力的なものは限られる。
○トマト
  スーパーには、色々なトマトが並んでいる。
  生食用だらけ。熟度で、どうも今一モノ多し。
  味のこだわり品は、総じて小ぶり。皮が硬そう。
  「値引き」品だけは、店内での完熟品で真っ赤。
  ・・・ということでコレ。
○ブロッコリー
  山のように積まれていたりする。
  産地は、海外から国産まで様々。
  鮮やかな緑色のモノがあったりする。
  ・・・ということでコレ。
○胡瓜
  一本から美麗パック品まで色々。売れ行き好調。
  新鮮感を出すための霧吹きかけ品も見かける。
  いかにも水々しそうな深緑色の詰めたて袋ものも。
  ・・・ということでコレ。
他にも選びたくなる野菜はあるが、価格や産地、見た目だけでは、残念ながら品質がよくわからない。繊維が硬かったり、水膨れ感があるものに当たるとたまったものではない。まあ、スープにするからその程度は我慢できないこともないが、折角労力をかけるのだから、そんなリスクを背負い込む必要もなかろう。
上記3品は滅多なことではハズレない。

○和風系薬味のガスパチョモドキ
 先ず、スープ皿を冷凍庫で冷やす。
  (すぐ冷える。)
 準備作業は以下の5点を揃えるだけ。
  ・薬味を和風とする。
    -大葉、茗荷:千切り
  ・飾りのトッピングをつける。
    -大根、人参:千切り
    -オクラ:極薄輪切り
  ・冷えているトマトを乱切りする。
    -包丁での皮剥き
    -芯に近い部分は廃棄
    -禁湯剥
  ・タマネギは微塵切りするだけ。
    -水晒し不要
    -量は好み
  ・ニンニクは超微塵切りとする。
    -微量で十分
 タマネギ、ニンニクをスープ皿に盛る。
  ・バージンオリーブオイルを掛け混ぜる。
  ・この時点での塩/胡椒での調整は控える。
 冷えたトマトジュースを注き、乱切りトマトを加える。
  ・薬味を加えて、軽く混ぜる。
  ・味見して、塩/胡椒で調整する。
  ・タバスコはお勧めしないが好き好き。
 最後にトッピングしてサーブ。

○ブロッコリーのじっくり煮
 ブロッコリーは微塵切りしておく。
 ベースもすべて微塵切りする。
  ・タマネギ
  ・ニンニク
  ・アンチョビ
 ベースをオリーブオイルで炒める。
  ・鷹の爪を入れたいかも
 十分炒めたら、ブロッコローを加えさらに炒める。
  ・塩/胡椒無しで十分
 しんなりしたら、チキンスープを加え弱火で煮込む。
  ・チキンブイヨンの素を水で溶かしただけ。
  ・沸騰したら保温容器に鍋を入れる。
  (又は超弱火で加熱。)
 サーブ時にバージンオリーブオイルを垂らす。
  ・チーズは好き好き

○胡瓜と鶏胸肉のさっぱりスープ
 3つ用意するだけ。
  ・生生姜を千切りする。
  ・鶏胸肉の塊は皮を剥ぎ、適当に切る。
  ・胡瓜は両端を捨て乱切りしておく。
 オリーブオイルで順番に炒めていく。
  ・先ず生姜の香りを出す。
  ・鶏皮を加えると脂がでる。
  ・さらに鶏胸肉を入れ、両面を焼く。
  ・一気に胡瓜を入れ軽く炒める。
 日本酒を注ぐ。
 アルコールがとんだら水を加えて煮込む。
  ・水と一緒に梅干をちぎって入れる。
 サーブする時は、柚子山椒を添えるのも手。

以上。


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