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オジサンのための料理講座  ↓イラスト (C) SweetRoom

2013.8.12

 

夏用「ささっと」蟹鍋…

先ずおことわりしておくが、小生は、蟹出汁の旨みや、ソフトシェルクラブの食感は大好きだが、蟹味噌が出ると嬉しがるタイプではない。要するに、特段のカニ好きという訳ではないということ。
そうなると、よりもよって蒸し暑い季節に、なんで蟹鍋なんだとなるだろう。従って、その理由のご説明から。
もしも、多少なりとも共感を覚えた方は、挑戦してみたら如何かと。
 ・旬の蟹はコストパフォーマンスが悪すぎる。
  8月に入ると、冷凍生アブラガニ価格急落。
  (アブラガニ:タラバガニの廉価代替品)
 ・夏は、魅力的な葉野菜を欠く。
  驚くことに、白菜が冬価格同等で店頭に。
 ・鍋向きの人工栽培茸が豊富に並んでいる。
 ・冷たい酒に蟹鍋は結構いける。・・・ここが肝。
  辛口冷酒に蟹鍋は合う。
  (ラム酒もイケル。)

この場合のポイントを書いておこう。
○アブラガニ
  冷凍「茹で」でなく、冷凍「生」を買う。
  ビニール袋に入れて流水解凍する。
  キッチンバサミで食べ易いよう切断する。
  余計な部分はすべて捨てる。
  (味噌的部分や周辺はすべて廃棄)
○出汁
  土鍋を使う。
  昆布出汁の素利用。他は入れない。
  醤油、酒、味醂を適当に加え軽く沸騰させる。
○野菜・茸・豆腐
  葉野菜は白菜のみ。葱や水菜は入れない。
  焼き豆腐を使う。白滝や葛きりは入れない。
  茸は4種。(椎茸、エノキ、しめじ、舞茸)
  人参や大根は好き好きだが、不要。
  余計なものは入れないに限る。
○煮方
  先ず、野菜・茸・豆腐を入れて煮る。
  食べれる状態になったところで蟹を入れる。
  蟹に熱が通ったらすぐに土鍋を火からおろす。

要するに、鍋をつまみにダラダラと飲むだけ。
尚、最後に雑炊にしたりはしない。液体だけ別容器に分けて冷蔵庫で冷やし、翌日、素麺の汁として使う。

以上。


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