表紙 目次 | 2017.7.7 準備40分の朝食…40分というのは、30分では無理だが、1時間ほどはかからないという時間の長さを指す。従って、45分でもよいのだが、途中に5分間のインターバルが入るということで。朝は、"0655"という番組を見るからである。つまり、月〜金曜日の朝ごはんという意味。ただ短時間に仕上げようとか、食事の時刻に間に合わせたいので、所用時間が気になって始めたのではない。要領よくというか、手際よく準備したくなったので、そうなったに過ぎない。 と言うのは、25年ほど使っていた食洗器が突如動かなくなったのである。部品があろう筈もなく、修理を頼む気にはなれないし、この機会にキッチン設備をどうしたものか思案中ということ。マ、最初はそう考えたのだが、工事はえらく面倒そうだし、たいしてこまる訳でもないので、実際にはなにもしていない。(ボウルや網、ナベからフライパンまで、様々なものを使った際は、後片付けは一切合切食洗器につっこんで終わりとはならないので、適宜、洗い物をしながら調理するようになった訳である。)要するに、全体を考えながら手早く調理を行うことになったのである。 方針としては、できる限りバラエティ豊かにすることと、塩分摂取量を抑えること。 油で揚げる調理はしないので、油脂摂取については特段考慮していないが、それは使用量がもともと少ないから。 健康上の留意点としては、そんなことより、一にも二にも、黴毒リスクに敏感になることと、食中毒を招きかねない食材使用と調理方法を回避することにつきる。 ようやく完成形に近付いた、そんなメニューの一例を、以下にお示ししよう。ご参考になればよいが。 300g近い密封袋で購入する個別ナッツはそうそう消費されないので、同じものが続くが、購入商品はちょくちょく変るし、(もちろん、魚貝類や豆系食品も多用する。)どの皿/鉢の内容も毎日違うが、各皿の概略的概念と、皿数はほぼ同じ。・・・ ○炒め物 黄ズッキーニとエリンギ輪切、オリーブオイル ハーブソルト味付 ○卵料理 温泉卵 トリュフ塩ふり ○酢の物 胡瓜薄輪切、干小女子 粉末昆布溶きレモン汁(瓶入)、減塩醤油数滴 ○和え物 茹でドジョウ隠元2分縦切 胡麻ダレ(瓶入)、炒り金胡麻トッピング ○煮物(たまたまの、昨晩の残り。) 京油揚、キャベツ乱切り 椎茸粉、減塩醤油、赤酒 ○生野菜/サラダ 皮剥トマト8割(湯剥きではない。) ミルク割マヨネース掛け ○サイド 冷凍スイートコーン電子レンジ加熱 無塩バター、大蒜微塵切粗挽き、粗挽き胡椒 ○味変わり/エスニック 茹で韮、干し小蝦 ナンプラー掛け、胡麻油数滴 ○汁 豚ロース薄切り、大根と人参の銀杏切、玉葱三日月切 ガラ出汁の素と味噌味付 ○漬物/ピクルスか佃煮 ざく切白菜塩昆布の冷蔵庫内1日処理 ○ご飯 一般精米品(昨晩研いだもの.夏季なので胚芽米使用せず.) 削り節と細切り乾燥昆布をトッピング ○ナッツ 無塩無油脂アーモンド(U.S.A.)、無塩無油脂カシューナッツ(U.S.A.産)、 胡桃(U.S.A.) ○チーズ 薄切りモッツアレラチーズ 大葉包み ○ヨーグルト バナナ輪切り、干ブドウ、ギリシア風の固い生乳ヨーグルト メープルシロップ掛け ○フルーツ 生キウイ8分割、冷凍苺(トルコ)2分割、冷凍ブルーベリー(U.S.A.) コンデンスミルク掛け 例外的に入手しにくい調味料はあるが、格段に高価ではない。一食に用いる量でみれば、全材料費用の1%にも満たない。 それ以外の購入品はすべて一般食材。品質による価格幅は小さなものではないが、好みの多少高額な商品も購入してはいるものの、どのアイテムにしても市場に大量に出されていそうな商品を購入しているから、全体をならせば標準品を購入しているのと同程度の出費にすぎない。 (但し、地域によってはそうはならないのかも知れない。週末は"地方"の混雑するスーパーで購入することがあるが、スイスイレジを通れる"都心"の店より、おしなべて2割程度高い。もちろん、全く同一製品での話。しかも、魚や野菜の地場と銘打ってある品にはほとんど魅力無しとくる。生鮮品にしても、見た瞬間、鮮度で優位ではないことがわかる。その割に廉価とは程遠い。) 従って、統計数字から見た、都会における一般家庭食費の平均レベルと見て間違いない。 食材を朝食用だけに使っていないから当然の結果。コストが嵩むのは、食材単価と言うよりは、購入食材のほとんどを使わないまま廃棄するのが原因だからだ。(日蔭保管の白菜や根菜は当たり前だが、冷蔵庫の野菜室保管品でも、購入数日後の方が美味しくなるものが多い。尚、収穫直後が格段に美味な、トウモロコシ、グリーンピース、枝豆の類は、新鮮品を入手できないなら、冷凍品が圧倒的に優れている。小生は、一般品よりかなり高額な野菜や果物は、陳列量が少なく、見た目やイメージからくる人気で購入されていると見なしているので、特段の理由が無い限り避ける。苺や蜜柑にしても、入手は難しいが、超安価な小粒の方が、水っぽくなく香りが強いから、大好きという気質から来ているに過ぎぬが。) 「料理講座」の目次へ>>> トップ頁へ>>> (C) 2017 RandDManagement.com |