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2003.8.14
 
 


Fortune500を読む(14:コンピュータ/オフィス機器業界)…

資産収益率 コンピュータ系 周辺/オフィス機器系
4%以上 DELL COMPUTER (14%)
INTL. BUSINESS MACHINE (4%)
CANON (6%)
RICHO (4%)
0〜1% XEROX
SEIKO EPSON
赤字 HEWLEE-PACKARD
FUJITSU
SUN MICROSYSTEMS
1.0 %  当業界の中央値
1.0 %  全業界500社の中央値
 (出典) Fortune 2003年7月21日 F-17/25
 コンピュータ/オフィス機器業界は9社がランクインした。合計売上は2,890億ドルである。資産収益率の中央値はエレクトロニクス/電機分野の0%よりは上だが、全産業平均と同じ1%にすぎない。

 エレクトロニクス/電機分野での特徴と同じで、高収益企業と不調企業が分かれている。

 不振コンピュータ企業の特徴は、80年代にベストと考えられた事業パターンを続けていた企業といえそうだ。
 DELLもIBMも、新しい業態への転換を図ったことで、高収益型の事業体制を構築することに成功したのである。

 一方、オフィス機器業界は、抱える事業セグメントが企業毎に相当違うから、そのまま比較すると読み間違うが、的確なマネジメントを進めた企業が高収益化に成功したと見ることはできよう。
 CANONは徹底した合理主義を貫いた、と言えそうだが、RICHOは、コンピュータ業界同様に業態転換を図って収益向上を図っているとも見ることができる。日本企業としては、例外的といえよう。


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