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2003.8.16
 
 


Fortune500を読む(15:コンピュータ・サービス/ソフト業界)…

業界 資産収益率 従業員当り資産 従業員当り売上
コンピュータ
・サービス
/ソフト業界
5.2% 326,867ドル 156,658ドル
コンピュータ
/オフィス機器
業界
1.0 % 305,436ドル 241,305ドル
エレクトロニクス
/電機業界
0.0 % 242,801ドル 204,320ドル
半導体
/EMS業界
赤字 144,630ドル 163,200ドル
全業界500社 1.0 % 510,000ドル 322,576ドル
 (出典) Fortune 2003年7月21日 F-24/25
 コンピュータ・サービス/ソフト業界には4社がランクインした。いずれも、米国企業で、資本収益率は4%以上と好調だ。

 といっても、性格が異なる企業の集まりである。OSとオフィス用アプリケーションソフトのMICROSOFT、システム・アウトソーシングを主体とするELECTRONIC DATA SYSYTEM、システム・コンサルティングのACCENTURE、システム・インテグレーターのCOMPUTER SCIENCEである。

 要するに、IT業界で成功した、メーカー以外の巨大化企業を集めたリストといえよう。

 ソフト業界は売上の割に投下資本が少ないく、投資効率がメーカーより良いと言われてきたが、従業員当りで見ると、そのような見方は必ずしも当っていないようだ。

 要するに、IT産業の領域は、業種による差異より、企業間格差の方が大きいのだ。
 高収益企業と不調企業にはっきり分かれる。

 技術マネジメントとビジネスの組み立て方が勝負の分かれ目の時代なのである。


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