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2004.2.25 |
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航空旅客輸送大国…航空会社の輸送ランキングは様々ところで報道されている。興味を持つ人が多いのであろう。 ランキングには、日本企業も含め先進国の企業が並ぶ。日本は小さな島国にすぎないが、国際的に見れば航空輸送大国なのだ。(1) → 「エアライン」 (2003.8.26) と言っても、収支尻を見れば大幅出超である。(2) 国際政治が絡むから、単純ではないが、国内企業だけでは需要を満たせないわけである。 大枠で見れば、旅客輸送は、米国内市場と、EU域内が巨大であることは間違いない。国際ビジネス上は、この2大市場とどう係わるかで競争力が左右されることになろう。 いくらアジアが成長しているといっても、こうした市場と比べるとまだ小さい。 旅客輸送分野でも、日本のインフラ作りは異質な方針が目立つ。 旅客を運ぶサービスなのだから、アクセスし易い空港を開設するのが、常識だが、日本だけは正反対の方針を貫いてきた。ようするに、輸送などどうでもよいと考えているのだ。 こうした思想がベースにあるから、この業界は基本的な機能をないがしろにして、細かなサービスばかりうんぬんしてきた。 この体質は変わるとは思えない。 国際旅行客の3分の1を確実に抑えることができるのだから、安泰と考えているのだろう。 このままでは、アジアの、割安で高品質なサービスが台頭するのは時間の問題だろう。 --- 参照 --- (1) 但し、ICAOデータを見ると、日本における旅客キロ数のシェアは欧州の1国並 (2) http://www2.boj.or.jp/dlong/bs/data/bp003sr1.txt 「政治経済学」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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