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魚の話 2008年7月18日 |
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いとひきあじの話…アジなやつ アンテナ高く 腰低し 熱帯域なら、世界中どこでも見かけるそうだ。 糸のようなアンテナを出してスイスイ泳ぎ回るのが特徴。 温帯域にも状況を探りにくるらしい。 「アジは平たく体高が高いほどうまい」(1)とは、ぼうずコンニャク氏の談。 その観点では糸引鯵はドンピシャのほぼ菱形の体型だ。しかし、薄い。素人からすると、こんな魚が本当に美味しいのかという疑問が湧いてくる。 真鯵、丸鯵、目鯵、縞鯵、といった範囲でなら、もっとな説だと思うが、糸引鯵を一緒に比較するのは無理があるのでは。食べたことが無い輩が勝手なことを言うなと怒られそうだが。 もっとも、身が薄いのは、幼魚・若魚のころの話らしい。このころはいかにも熱帯魚といった風情だ。背と尻から、糸のような鰭が、それこそ体長の何倍も伸びているのである。 当然ながら、ほとんど身などない。 暖流に乗って本州辺りまで来ると大きく成長し、鯵らしくなると言う人もいそうだが、現実は違うようだ。WEB魚ても、写真は幼魚だらけだからだ。(2)大きい魚は滅多にとれないのではないか。 これではどうにもなるまい。写生の題材にはなるが。 まあ、水族館の観賞魚向きということ。 ただ、この話、沖縄には通用しない。 1.5Kgとか2.34Kgを釣ったという話があるからだ。竿をひったくられたりする強さ。 沖縄では、平鯵系の名称は面倒なのかすべて「ガーラ」で通用すつようだが、釣果の写真を見ると、確かにイトヒキアジ。間違いない。(3) そういえば、あのロウニンアジもガーラ釣りだ。正確にはカマジャー・ガーラと書くべきなのだろう。 → 「ろうにんあじ」 (2007年1月12日) 尚、イトヒキアジの沖縄名はハニービラーガーラ。(4) これを食べるなら沖縄だな。 もっとも、訪れても、釣り人と仲良くならないと、手に入りそうにないが。 --- 参照 --- (1) ぼうずコンニャクの 市場魚貝類図鑑 イトヒキアジ http://www.zukan-bouz.com/aji/hiraaji/itohikiaji.html (2) WEB魚図鑑 イトヒキアジ http://fishing-forum.org/zukan/mashtml/M000378_1.htm (3) 耳より釣報 釣りました 沖縄タイムス社 [2003年7月17日/2005年10月13日] http://www.okinawatimes.co.jp/turi/20030717.html http://www.okinawatimes.co.jp/turi/20051013.html (4) 魚名辞典 おきなわ釣王国 http://www.turiokoku.com/magazine/sakanajiten.html (African pompanoの写真) [Wikipedia] Alectis ciliaris.jpg http://en.wikipedia.org/wiki/Image:Alectis_ciliaris.jpg 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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