トップ頁へ>>>
魚の話  2009年6月26日
「魚」の目次へ>>>
 


ブラックタイガーの話…


  観光地 どこでも見かける エビフライ
   名古屋名物はエビフリャー。車海老は愛知県魚だから当然か。(1)

 スーパーでよく見かける超安売り解凍海老といえば、頭が無いブラックタイガー。発展途上国の高密度養殖品だと思われる。
 売れ行き好調のようだから、このエビがお好きな人は多いようだ。
  → 「えび」 [2005年10月14日]

 まあ、もともと、ブラックタイガーは、エビフライ用として、大きい割りに廉価ということで人気がでたように思う。和名は牛海老だそうだが、いまだかつて聞いたことがない。
 昔は、車海老の代替輸入品と言われていたが、大きめの車海老は余り美味しくないし、ブラックタイガーの質が上がってくれば、地位は逆転して当然だろう。
 そういえば、大正海老(コウライエビ)もみかけなくなってきた。競争が激しい世界のようである。
 と言うことは、ブラックタイガーの代替品も次々と登場しているということ。
 世界には、車海老族だけでも、様々な種類がいるのだから、まあ当然ではあろうが。(1)

 もっとも、活き作り用の水槽で見かけるのは、決まって車海老君。騒ぎが発生すると、泳いだりするので、見ていて結構面白いが、大量養殖のブラックタイガー君とは氏素性が違うとでも言いたげ。
 それもいつまで持つやら。
 今や、湯引き+頭の塩焼きなら、生食用冷凍ブラックタイガーが最高と見ている人もいるからだ。

 --- 参照 ---
(1) 「愛知県の魚」 全国漁業共同組合連合会
  http://www.zengyoren.or.jp/sea_fish/ken_fish/aichi.html
(2) 渡辺辰夫: 「クルマエビ類28種の紹介」 http://www.inh.co.jp/~penaeusj/Penaeus28.html
  斎藤隆: 「石油のエビ伝説を考える」 石油・天然ガスレビュー 2005年
  http://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/0/592/200501_061a.pdf
(エビフライのイラスト) (C) Hitoshi Nomura NOM's FOODS iLLUSTRATED http://homepage1.nifty.com/NOM/


 「魚」の目次へ>>>     トップ頁へ>>>
 
    (C) 1999-2009 RandDManagement.com