トップ頁へ>>>
魚の話  2009年11月13日
「魚」の目次へ>>>
 


だんごうおの話…

  カナペには 高価なキャビア より団子

←イラストby (C) フリー素材の食べ物イラスト屋

 団子魚という名前から、丸くて串で刺して焼けば、丸ごと食べられる稀有な魚かと思ったら、全く違った。食用ではないらしい。コミカルな姿なのでダイバーに大人気で、冬の東伊豆のアイドル的存在だという。(1)そう言えば、水族館で見かけることがあるが、暗いところで余り動かないのでよく見えない。腹の吸盤で底にくっていているらしい。(2)

 海では結構動くのだろうか。
 まあ、泳ぐというより、歩くのに近い感じだが。余りに小さな魚だから、そのうち飽きられると思うが。

 「ダンゴウオ科」とされているので、どんな仲間がいるのかみてみたら、「ナメダンゴ/イボダンゴ」(3)、「ホテイウオ」で、北海道の珍しい魚ばかりのようだ。
  → 「ホテイウオ」  (2007年5月25日)

 要するに吸盤魚類。
 英語ではLumpsuckerらしいが、その系統なら馴染みのある魚がいる。「ランプフィッシュ」だ。和名はなんと「横綱団子魚」(4)

 「ランプフィッシュ」は有名だが、魚を一度も見たことが無い。黒色染めされた卵の“キャビアもどき”だけ。50g入り数百円で買えるアレ。
 キャビアだと100g入りで1万円札では無理だから、それに比べれば安価とはいえ、廉価な食べ物とは言い難い。昔は安かったらしいが、皆、余り興味がなかっただけのことだろう。

 --- 参照 ---
(1) “冬のマニアックアイドル「ダンゴウオ」” 名古屋のダイビングスクール・ブルーインブルー
   http://www.blueinblue.jp/new_page_82.htm
(2) 「小さくて可愛いダンゴウオが動画で見ることができます【バーチャル水産科学館】」[2009年02月24日] 岩手県水産振興課
   http://www.pref.iwate.jp/view.rbz?cd=16238
(3) 「ナメダンゴ」 ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
   http://www.zukan-bouz.com/kasago/sonota/namedango.html
(4) 「ランプフィッシュ」 東京魚市場卸協同組合
   http://www.touoroshi.or.jp/fish2/fish2-22/fish2-22.html
(団子のイラスト) (C) フリー素材の食べ物イラスト屋
   http://www.food-illustration.com/index.html


 「魚」の目次へ>>>     トップ頁へ>>>
 
    (C) 1999-2009 RandDManagement.com