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魚の話  2017年8月1日

パンダだるまはぜ の話

🐼 白と黒 パンダとなれば 大人気
多摩動物公園のバクやゼブラも白黒なのに。

上野動物園のパンダの子供はすくすくと成長。
有袋類ないざしらず、出産時の身長は僅か2cmで、乳房を自分で捜すというから驚きである。

マ、ここでは、哺乳類の話ではなく、魚の"鯊"。
   「はぜの話」[2006年2月17日]

2,000種以上が所属するグループの一員に、どういう訳かパンダがいる。
こちらのパンダ、成魚でも全長が同じく2cm。
水族館で見たことはあるが、いかんせん小さすぎる。よく見えず、感想を述べるどころではない。

正確な名前は「パンダダルマハゼ/K鰭副短鰕虎/Blackfin coral goby」。インド洋〜西太平洋の枝珊瑚の隙間に隠れるように棲息している。
達磨と命名されているのは頭が大きくて丸っぽい上に、よく見えないが細い鬚があるかららしい。、
英語・中国語の名称でわかるように、鰭はすべて黒色で、体色は乳白色というにすぎない。

知恵者が、これで魚への興味を引こうということで名付けたのだと思われる。
その目論みは見事的中し、極めて小さいというのに、ダイバーに人気があるようだ。浅い所での休憩中の時間潰しにもってこいというところかも知れぬ。

人気となれば、アクアショップが黙っている筈もない訳で、見たいならそこが一番。
ダルマハゼを飼うなら、赤色の方が水槽のなかでは見易いし全体が引き立つと思うが。マニアではないので、そこらの感覚はわからぬが。

尚、カサイパンダダルマハゼという色違いの種も存在する。てっきり、葛西水族館が係って命名に繋がったのかと思ったら、どうも西表島の発見者の方の苗字らしい。

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