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魚の話  2018年1月5日

さばくはぜ の話

E 奥深き 極地に棲む 嬉しさよ
     陸封の温泉池も棲めば都。

亜寒帯をものともしないハゼがいそう、との話をした。[→]
それとは逆の、猛暑の世界に棲む種を取り上げておこう。・・・
  砂漠鯊

オーストラリアの内陸の砂漠地域の入り口にある小さな池に棲んでいる種である。水温的には、5〜41℃[@EOL]と変化が激しいらしい。浅瀬だと、真昼間は高温になるが、それに耐えて夜を待つ忍耐力があるのだろう。

これだけでも仰天モノであるが、38〜43℃の温泉池(@Simpson沙漠の端)棲の種も。
  Dalhousie goby

これ以外にも、オーストラリア棲息の仲間がいる訳だが、基本的には陸封の地である。どのようにして、このような地に入り込んだのだろうか。
もっとも、古代は海とつながっていたというにすぎないのかも。

唯一、陸封地棲ではない種が存在しているようだから。

 ○Chlamydogobius・・・クラミドゴビウス類
  (オーストラリア)砂漠鯊/皺鰓鰕虎魚/Desert goby(eremius)
  -/葛氏皺鰓鰕虎魚/Dalhousie goby(gloveri)
  -/芬河皺鰓鰕虎魚/Finke goby(japalpa)
  -/小鰭皺鰓鰕虎魚/Elizabeth springs goby(micropterus)・・・浅い湿地的な泉群
  -/頬麟皺鰓鰕虎魚/Edgbaston goby(squamigenus)・・・クレイ底の小さな池群棲
  -/蝌蚪皺鰓鰕虎魚/Tadpole goby(ranunculus)・・・非陸封地棲

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