表紙 目次 | 魚の話 2018年1月22日 ひもはぜ の話⎝ つまんでも よいゾと紐が 誘ってるすぐにスルりと穴に入って見えなくなるようだ。 蚯蚓[→]より、さらに細長く、ほとんど泥鰌的な円筒形の種がある。縦縞模様がその細さをさらに強調する。 紐鯊 もちろんハゼ的な口の格好ではない。 干潟の潮溜まりで見つかることが多いらしいが、ドロドロの河口ということではなく、澄んだ水が流れている底棲みと考えた方がよさそう。 蚯蚓は、いかにもアングラ系を志向して分岐したような種だが、かつてその仲間とされていた種と結構親い関係にあるのかも知れぬ。 背白鯊 紐というより棒に近いが。 こちらは、岩礁性海岸の潮間帯下部の転石下に居るそうだ。 素人からすれば、細長いとか、円筒形という身体全体の特徴もさることながら、頭部や口の形が扁平でない点が驚きである。底魚を出自とするハゼとしては、皆が棲んでいる地にいながらも、異端を目指していると見てよいのでは。 そんな観点だと、頭が縦扁している種もそんなお仲間と言えるのではないか。沿岸浅所の転石帯や岩礁性海岸のタイドプールで見かけるそうだ。 銀鞍鯊 【真鯊、等の《Gobionellinae》グループ】 ○Eutaeniichthys・・・ヒモハゼ類 紐鯊/帶鰕虎魚/(gilli) ○Clariger・・・セジロハゼ類 背白鯊/翼棘鰕虎魚(cosmurus) 鬚背白鯊/無鱗翼棘鰕虎魚(papillosus) 淡雪背白鯊/花斑翼棘鰕虎魚(chionomaculatus) 霜降背白鯊/細翼棘鰕虎魚(exilis) ○Astrabe・・・シロクラハゼ類 銀鞍鯊乳斑鞍鰕虎魚(lacticella) 黄斑鯊/黄斑鞍鰕虎魚(flavimaculata) 縞銀鞍鯊K帶鞍鰕虎魚(fasciata) -/錫拉鞍鰕虎魚(sirahamaensis) (参照) JODC(日本海洋データセンター)GODAC/JAMSTEC 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> (C) 2018 RandDManagement.com |