表紙 目次 | 魚の話 2018年2月13 日 クリスタルゴビー の話🔮 夜診れば そりゃクリスタル かも知れぬ身体を透明にしたがる理由は色々あろうが。 半透明の体躯の鯊は、暗い海だと"黄泉ノ鯊"、深い海だと"千尋鯊"。[→] ソフトコーラル上の透明的擬態の小魚だと"硝子鯊"やその仲間の"赤目鯊"等の仲間。[→] グループは異なるが、透明な体の小魚ということでは、擬鯊系の白子魚、真鯊系の素魚。[→] ・・・という風に理解したが、鯊の本流に所属するるクリスタルゴビーはどう考えるべきだろうか。名称的には、インドパシフィックの"硝子鯊"の大西洋版としたくなるところだが、とてもそうは思えない。 欧州硝子鯊/Crystal goby この種、ノルウエーからジブラルタル迄だけでなく、地中海にも棲息するというから、特殊な環境や、閉鎖的な世界で生き抜いてきた訳ではない。 実際、ダイバーが夜間潜ると、すぐ見つけることができるようだ。 その棲息深度は1〜200mと余りに漠然とした数字で記載してあるところを見ると、生態はほとんどわかっていないようである。 思うに、浅海で孵化し、適宜潜るのであろう。 そうなると、熱帯棲分志向グループに所属するような魚には思えないが、どういう分化を遂げてきたのか気になるところである。 【鬚鯊、等が所属する《Gobiinae》グループ】 <熱帯棲分志向>"本流" → 「はぜ 全体像」 〇Crystallogobius・・・クリスタルロゴビウス類 欧州硝子鯊/Crystal goby(linearis) 「魚」の目次へ>>> トップ頁へ>>> (C) 2018 RandDManagement.com |