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節足動物 鋏角類
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■■■ 2018年4月27日 ■■■

腕虫

見るからに 腕力一途 恐ろし気

腕虫は石炭紀から生き抜いてきたそうで、熱帯/亜熱帯棲の徘徊夜行性。
糸は出さない。
触肢が大きく腕のように張り出している。その形状は鎌であり、頑丈そうな棘が並んでいる。いかにもタガメ的だが、異様感あり。体躯が余りに扁平な上、そこから矢鱈に長い脚が真横に張り出しているからだ。
Tailless Whip Scorpion (Amblypygi)@Arachnipedia Wiki, FANDOM Lifestyle Community.

この近縁ではないかと思われる、シルル紀後期〜石炭紀後期の化石種が割板虫。そのころは、蠍同様にそれなりに繁栄していたとされる。腹部背中が三葉虫同様に割れているのが特徴らしい。
書肺(四肺)系だが、出糸器官が見当たらないらしい。数mmサイズの化石であり細かなことはわからないだろうが。
[スケッチ] Anthracomarti帰属種@Smithsonian Libraries 1907
どの脚も、触角や触肢にしても、ガブリと噛むとか捕獲に向いた造りになっていないが、どうやって生きていたのだろうか。

この一族とするか、独立させるかで見方は別れるようだが、丸割板虫[or 細割板虫]も、類縁と見てよさそうである。
"Scary Ancient 'Spiders' Revealed In 3D Models, With New Imaging Technique"
   ScienceDaily, 2009 (C)Natural History Museum and Imperial College London


鋏角類《蛛形 Aracgbuda
腕虫 or 蟹虫擬 Whip spider Amblypygi
  [英名注意:蠍擬/Whip scorpionではない。こちらで呼称する場合は"Tailless"が必要。)
 -Paracharontidae
 -Charinidaeヒメウデムシ
 -Charontidaeカニムシモドキ
 -Phrynichidaeオニウデムシ
  Damon
   タンザニア大腕虫(diadema)
   タンザニアバンデッド大腕虫(variegatus)
   ギニアスペックルド腕虫(medius)
  Phrynichus
   (orientalis)
 -Phrynidaeウデムシ
  Paraphhrynichus
   (cubensis)
  Phrynusウデムシ@米州
   (asperatipes)
[化石]割板虫Trigonotarbida
 -Palaeocharinidae デボンワレイタムシ
  Palaeocharinus@西欧
   パレオカリヌス(rhyniensis)@スコットランド
 -Anthracosironidae ダニザトウワレイタムシ
 -Aphantomartidae/Trigonomartidae クビナガワレイタムシ
 -Eophrynidae トゲワレイタムシ
 -Kreischeriidae
 -Trigonotarbidae ワレイタムシ
 -Anthracomartidaeマルワレイタムシ
  丸割板虫 or 細割板虫 Anthracomartus
  Cryptomartusクレプトマルツス類
   クレプトマルツス(hindi)
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