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2007.11.13 |
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牛蒡の話…世界広しと言えども、ゴボウを食用にしているのは日本と韓国くらいのものらしい。縄文時代からだというから、古い。(1) すると、日本自生の植物かと思いきや、大陸から伝来したという。 岩槻産が極上モノらしいが、ともかく長い根の関東品種が美味しいのではないか。品種としては「滝野川」系統。そのためか、牛蒡の産地は関東以北に偏っているようだ。 一方、関西では、短く太い牛蒡が育てられているようだ。土がかなり違うということかも知れない。 太いから、中にスが入るが、この穴に詰め物をして料理するのが京風。まあ確かに便利である。 京野菜の「堀川」が代表だが、これは江戸の長根を改良したものだと聞いたことがある。と言っても、京都では400年も前から、食べられているというから、どこまで本当かよくわからぬが。 尚、関東にも太根の牛蒡がある。 八日市場(現在は匝瑳市)の大浦牛蒡。(2) 直径10cmはある大振りモノ。収穫されると、成田山新勝寺に奉納されてしまうから、お坊での精進料理で味わうしかなさそう。 尚、東京育ちは、平将門を祀る神田明神のお祭り好きが多いから、おそらく食べたことがある人は少ない。 --- 参照 --- (1) 相馬博士の作物百科 ゴボウ http://www.agri.pref.hokkaido.jp/nouseibu/soma/index/gobou.htm (2) http://www.city.sosa.lg.jp/index.cfm/9,3625,142,1,html (川柳の出典) NHKラジオ第一放送 かんさい土曜ほっとタイム 「ぼやき川柳大賞」 2006年12月16日 http://www.nhk.or.jp/kansaihot/senryu/bn_0612.html (牛蒡のイラスト) (C) 素材屋じゅん http://park18.wakwak.com/~osyare/index.html 「食」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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