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2008.2.19 |
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菜花の話…風景 純銀もざいく 山村暮鳥「聖三稜玻璃」いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな かすかなるむぎぶえ いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな ひばりのおしやべり いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな いちめんのなのはな やめるはひるのつき いちめんのなのはな。 まだまだ肌寒い2月だが、首都圏から南房総に足をのばし、「菜の花」畑を見にいく人は少なくない。 河原が近いところにお住まいの方なら、そんなことまでしなくても、お散歩ついでに菜の花を鑑賞することができるそうだ。 ただ、この野生化した「菜の花」、西洋芥子菜が多いそうである。種が洋カラシの原料となる植物だ。 ともあれ、“なのはな”畠に入日薄れて、葉陰に“てふてふ”が息む、といった原風景を心に抱く人は結構多い。だが、それは、2月の情景ではないのだが。 まあ、一面真黄色の畑を眺めていれば、何時だろうが、詩情が湧いてくるものではある。 暮鳥の頃の“なのはな”は、油を採るためのものだったろう。在来種のアブラナ(油菜)だったのか、洋種のナタネ(菜種)かは判然とはしないが。 当然ながら、今は、和種には滅多にお目にかかれないようだ。 もっとも、眺めるだけなら、油菜だろうが、西洋芥子菜だろうが、素人には見分けはつかないが。 とは言っても、並べて比較すれば、洋モノは蕾の自己主張を感じるし、花も大きいからわからないでもない。 尚、食用菜花は洋種らしい。旬は、当然ながら、花が咲く前だから、晩冬。最近の品種だと、真冬が結構美味しいらしい。 そうなると、新年の“菜の花スパゲティ”が最高の味になる。
何処もブランド野菜化に熱心だし、これに応えるべく種苗会社が次々と新品種を出すからだろう。(1) それに、収穫時期に合わせて、品種を選ぶ必要もあるから、様々なものが店頭に登場する訳だ。(2) なにせ、宮内菜というから、地方特産品かと思えば、群馬県の宮内さんが開発した野菜だったりするから、素人にはとても判断がつかない。(3) 花かんざし、京春、といういかにも和種らしい名称もあるが、お店やさんにきくと、辛味が感じられないから、白菜系統ではないかというが、調べていないのでよくわからない。 オータムポエムに至っては、アスパラ菜だというから驚いた。 個人的には、やはり、薄っすらと辛味を感じる菜花が春の訪れ感がして嬉しいのだが。 --- 参照 --- (1) http://www.yasaitobunka.or.jp/kenkyuu_kouenkai/20060228_nabana_report.html (2) http://www.pref.chiba.jp/fcard/2003/08.htm (3) 「宮内菜 甘く栄養価も抜群」 荘内日報 [2006.4.22] http://www.shonai-nippo.co.jp/square/feature/food/nf07.html (詩の出典) 山村暮鳥: 「聖三稜玻璃」(初出1915年) [青空文庫] http://www.aozora.gr.jp/cards/000136/files/731.html#32 (菜の花畑の写真) オガワナオキのフリー写真素材 http://www.goopunch.net/freesozai/ 「食」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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