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2008.8.19 |
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Kiwifruitの話…キウイ棚 蔓が欲しいと 猫騒ぎ キウイはマタタビ属だが、猫は、鈴なりの実には見向きもしないとか。 キウイフルーツのお土産をいただいたというと、ニュージーランドかと思う人が多いのではないか。ところが、コレ、静岡県産だったりする。(1) そこで気付いたのだが、この果物、ニュージーランドでは冬近くなってから収穫するそうだ。果物なら秋の味覚かと思っていたが、蜜柑と同じようなもののようだ。 日本では皮を剥くか専用スプーンで掘って食べるが、現地では、それこそ鈴なりなのだろうから、皮ごとガブリと2〜3個食べるものではないか。などと言うと偏見としかられるかも。
しかし、東北地方でも大々的に作られているらしいし、家庭栽培品としても人気があるらしく、時々頂いたりする。素人の作品は、硬くていつまでも熟さないものもあったりして往生することもある。 これほど普及しているのだから、おそらく、各地の農業試験場で品種改良が盛んに行われていることだろう。スーパーにはよくゴールデンキウイが並んでいるが、これもニュージーランドが日本向きに改良したものではないか。 専門家は、改良に熱心なのは香川県と見ているが、(2)なにか思いいれでもあるのだろうか。 最近は値段もずいぶん下がっているし、全国品種競争が激烈なようだから、生産過剰に陥っているのかも。まあ、農業ではよくある話だから致し方ないが。 1個食べると、ビタミンCの一日分推奨摂取量に達するそうだから、市場が広がると目論んだのだろうが、もともと色々な果物を食べるのが好きな国民性であり、そうは消費量は伸びないということだろう。 そんなことをつい考えてしまったのは、お土産に挿入されていた説明書に上記のように沢山の種類が描かれていたから。 しかし、この程度は序の口で、どうも膨大な種類があるらしい。(4) まあ、農家が収益性が高そうな園芸作物を見つければ手をだすのはどこの国でも同じで、イタリアでは葡萄よりゴールデンキウイが儲かると大評判らしい。(4)もちろん輸出中心。 中国開発品“Jin Tao”まで起用し始めたようで、実に積極的である。(5)そんなところが世界一の生産量を実現した背景かも。 --- 参照 --- (1) キウイフルーツカントリーJapan http://www.kiwicountry.jp/index.html (2) 西山一朗: 「キウイフル−ツ研究室」来歴 http://www1.ttv.ne.jp/~kiwi/aboutkiwi-1.html (3) Kiwifruit マタタビ属品種群 Cyber Green http://f61.aaa.livedoor.jp/~skcnc/green/kiwi/hinsyu%20data.html (4) Tracy Wilkinson: “Italy's farmers find green gold in kiwi” Los Angeles [2008.5.20] http://www.latimes.com/news/nationworld/world/la-fg-kiwis20-2008may20,0,6900951.story (5) “CV of yellow flesh kiwi: Chinese in origin and fully Italian in quality.” CONSORZIO kiwigold http://www.kiwigold.it/eng_prodotto.html (キウイフルーツの写真) [Wikipedia] http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%BB%E5%83%8F:Kiwi_%28Actinidia_chinensis%29_1_Luc_Viatour.jpg 「食」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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