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2008.12.16 |
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Asparagusの話…緑立つ アスパラ齧り 気力満ち アスパラガスは最近でこそ、野菜売り場に、国産・メキシコ産・オーストラリア産・フィリピン産が入り乱れて登場するが、昔は、“Cradle”(1)と書かれた缶詰が基本だった。 羊蹄山麓の缶詰工場近隣の圃場産を用いたのが決め手だったのではないか。(30分以内の取立ては絶品と言われている。) 緑色が鮮やかでも、時間が経てば香りは無いし、筋だらけでひどいものになるのは誰でも知っている。 そんなこともあるからか、最近は野生種とか言われる、細いタイプをよく見かけるようになってきた。これなら、多少硬くなっても食べられるし、味も濃い。 もっとも、冷凍技術が発達したから、採り立てをブランチングして急速冷凍すれば美味しい筈である。ただ、採ってすぐに処理しているとは限らないから、美味しいものに当たるとは限らないが。 世界最大の産地はペルーらしいが、滅多に見たことはない。 だが、上質の新鮮な素材なら美味しいかといえば、それだけではないのがアスパラガスの難しさである。 炒める場合は、どの程度熱を通すかと、油の量と香りをどうするかで味が左右されるからだ。簡単に見えて、なかなか奥が深い。 --- 参照 --- (1) クレードル興農株式会社 http://cradle-kounou.co.jp/ (漢文の出典) 洪自誠:(アスパラガスのイラスト) (C) Hitoshi Nomura NOM's FOODS iLLUSTRATED http://homepage1.nifty.com/NOM/ 「食」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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