↑ トップ頁へ

2009.2.3
 
 


繁縷の話…


 ハコベ生え 小鳥集まる 古小径

  手近なバードウオッチングもなかなか楽しいものである。
  ところで、ハコベの名称は白い花をハクベラと呼んだことから、という説もあるようだ。(1)

 春の七種粥の野菜に、ハコベラが入っている。
 小生は“はこべ(繁縷)”と言うと、十姉妹の餌を思い出す。灰汁のある野菜を食べないから、早朝に草摘みをしなければならなかった。冬は厄介だったが、夏は朝露が光っていて楽しかった覚えがある。
 それに、白い可憐な花も美しかった。しかし、黙っていると、そこらじゅうに蔓延るという強い生命力を持つ植物でもある。

 小鳥を一生懸命育てたというほどではなかったが、“はこべ”がよかったのか、十五姉妹くらいになった。

 と言う事で、小さい頃、よく眺めていた筈だが、細かなことは忘れていた。和泉晃一氏のサイト(1)を読んでいて、そういえば、そうだ、と思い出してきた。
  ・茎が中空になっている。
  ・茎が比較的長い。
  ・茎が節で二股に分枝する。
 もっとも、気付いていなかった点もあるが。
  ・茎の片側だに軟毛が生える。

 結構、葉も茎も柔らかいので、野菜として扱えそうな感じがするのだが。
 もっとも、野草料理の宣伝には登場しないようだから、青臭さが強すぎるのかも。

 --- 参照 ---
(1) 和泉晃一: 「別府街角ウオッチング 草木名のはなし ハコベ」
  http://www.ctb.ne.jp/~imeirou/soumoku/hakobe/hakobe.html


 「食」の目次へ>>>     トップ頁へ>>>
 
    (C) 1999-2009 RandDManagement.com