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2009.6.16
 
 


二十日大根の話…

  ラディッシュを 画材にしたら 食べ忘れ

 CezanneならぬSezanneという種がある。(1) それにしても日本の種袋のデザインはなんとかならぬものか。

 最近は「二十日大根」と呼ぶ人はほとんどいないようで、“ラディッシュ”。もっともそれは野菜売り場での表示の話。
 種の袋の記載名は日本名である。ただ、よく見ると輸入品だったりするから面白い。イギリスではなく、イタリアとかフランス。それなら、“ラディッシュ”とすればよさそうに思うが。

 昔から、簡単に栽培できるので有名な野菜だが、たいていの人はすぐに飽きて栽培をやめてしまう。言葉では20日だが、40日かかったりするからである。
 スーパーに並ぶのは赤丸が多いが、種を見ると色々あるようだ。スーパーでも、どういう訳か知らぬが、時々、先だけが白っぽくなったものが並んだりする。味は同じなのだが。
 一方、漬物屋さんの商品では、丸は見かけず、楕円形が主流。赤色よりは、白色の方が売れ筋のようだ。なかでも、ミニ大根形状のものが人気のようだ。
 お店できいた話では、形状や色で味は変わらないらしいが。

 家にある皿の絵を見ると、ピーターラビット君がお好きなラディッシュは人参そっくりの形。もしかすると、この形状のものだけは、味は違うのかも。人参タイプは日本には上陸していないようだから、なんとも言えないが。

 ただ、時として、いかにも新鮮そうなのに、とてつもなく不味いものに当たったりする。私見だが、プロが栽培を誤ることは考えにくいから、採取が遅れると駄目なのかも。
 家庭栽培品は、待ちかねて早めに食べるからそんなことがないのでは。これは、勝手な想像。

 短期間で栽培できるから、地場野菜に適当な感じがするが、どうも豊橋辺りで大量に作ってスーパーに供給しているようだ。(2)その割には、今一歩売れ行きが伸びない商品に見える。

 ピーターラビットがお好きな女性が多いのだから、もっと人気が出てもよさそうに思うが。もしかすると、辛味が嫌われているからか。この辛味あってこその、ラディッシュなのだが。

 --- 参照 ---
(1) “RADIS De Sezanne” http://www.123seed.com/graines-radis-bout-blanc-p-170.html
(2) 愛・地産アラカルト ラディッシュ  http://www.pref.aichi.jp/engei/aichisan/vegetables/01radish.html


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