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2009.7.28 |
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五加木の話…西行に 御宿申さん うこぎ飯 一茶 [花実発句集] ホロにがい葉が 味噌漬けとぴったりとか(1) 「うこぎ[五加木]」は、“鷹山公の教えの一つでとげがあることから、垣根にもなり若芽は食用にもなる”(2)そうだ。 鷹山公がお勧めした救荒食品との触れ込みだが、雪深い土地だから、芽吹いた緑を楽しむ料理でもあったろう。料理は茹でて和えるだけと簡単なものが主流のようだ。(3) 木の名前を聞いたことはあるが、一度も食べたことがない。 ただ、木の葉は見たことがある。5枚が手の指のように枝についていて、不思議な感じがした。マンション住まいなので木には関心が薄いため、よく眺めてはいないが、茎に棘はなかったような気がする。園芸品種は別かな。(調べていないのでわからない。間違っているかも。) 垣根なら、今でも沢山あるのかと思ったら、そうでもないらしい。“生育が旺盛でマメな刈り込みが必要なため、昭和30〜40年代からブロック塀が主流”なのだとか。(4) こんなことを書くと、米沢旅行でも考えていると誤解されそうだ。NHK大河ドラマで、直江兼続に関係する観光が流行しているそうだから。今や、ウコギ祭りまであるらしい。(5) 気になった、きっかけは、たまたま「五加皮酒」を試飲したから。欧州の薬酒のもとと言われているものだが、極甘でアルコール度は高い。 もっとも、下町の餃子だけの店(6)では、ビールは大瓶なので、中国酒がよく飲まれている位だから、薬酒といっても健康酒とは言い難いが。 独特の瀬戸物壷に入っているから、高貴な5種類の薬草を加えた酒と見ていたが、“五加”とは、ウコギだそうである。金黒モノドリンク剤に多用される類だから、強壮用だろうか。 そこで、ちょっと、調べてみたという訳。 そしたら、葉が食べられるというではないか。これなら、書いてみるかということになったのである。 そのうち機会があったら、お浸しでも食べてみたいものである。 --- 参照 --- (1) 「初めての一人暮らし料理 うこぎ(五加木)」 http://www.restaurant-wagaya.jp/22-kyodo/22kyoda-F/01ukogi-meshi/ukogi-meshi.htm (2) 「米沢の郷土料理」 上杉伯爵邸 http://hakusyakutei.jp/country_dishes.html 「うこぎを食べる」 うこぎの町米沢かき根の会 http://www.mindp.co.jp/ukogi/eat/index.html (3) 松本時子(県立米沢女子短大): 「うこぎ|レシピ」山形おきたま伝統野菜推進委員会 http://www.pref.yamagata.jp/ou/sogoshicho/okitama/325043/dentoyasai/ukogic.html (4) 福崎圭介: 「ウコギ料理(山形県米沢市)」 旅行読売-読売新聞 [2008年6月12日] http://www.yomiuri.co.jp/tabi/gourmet/fudoki/20080612tb02.htm (5) 「直江兼続ゆかりの町でウコギずくめ 米沢・史跡巡りや料理試食」 山形新聞 [2009年07月13日] http://yamagata-np.jp/news/200907/13/kj_2009071300227.php (6) “餃子焼きマシンがいる「亀戸餃子」” ぼうずコンニャクのうまいもん日記 [2006年08月18日] http://bouz-oisii.seesaa.net/article/22498706.html (手のひらのイラスト) (C) アドアチーブ株式会社 「イラストAC」 http://www.ac-illust.com/ 「食」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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