↑ トップ頁へ

2009.9.1
 
 


冬瓜の話…


  冬瓜を 抱えて運ぶ 気にならず

    朝市にゴロンと置いてある冬瓜は驚きの安価。
     いくら安くても、これだけ大きいと手が止まる。

 夏野菜なのに冬瓜と呼ぶのはどうかと思う。と言っても、中国での命名と思われるが。
 どのサイトを見ても、野菜が乏しい冬まで持つので、そんな名前がついたとされているが、本当なのか。
 確かに、皮は稠密で硬いし、表面はツルツルしているから水分はなかなか飛ばないとは思うが。半年は長いぜ。
 昔の冬瓜は、冬のイメージを感じさせる外観だったという気もしないではないが、緑色の大玉ではありえそうにないし。
 まあ、どうでもよい話だが、そう思うのは台湾では、砂糖漬けの「冬瓜糖」を溶かして飲むからだ。「冬瓜茶」と呼ぶようだ。(1)冬まで保存できるなら、わざわざそんなことをしないのでは。もっとも、冷暗所保存できない土地柄というだけかも。

 1個どうみても4〜5Kgありそうだから、単価で見ると、驚くほど廉価な野菜だが、いかんせん大きすぎる。小人数ではとても消化できそうにはないので、手がでない。もっとも、水ばかりだから、本気で食べようと思えば食べれるのかも。

 料理屋では、この季節になると、よく冷製の冬瓜“そぼろ餡かけ”が登場してくる。ガラスの器に盛るといかにも涼しげ。
 しかし、どうも見栄えだけで、冬瓜の味など感じない。それなら、蝦か蟹の冬瓜湯の方がよくないか。透明の繊維質のなかにスープがみっちりと含まれている感じが滋養感を与えるからだが。和風に、水晶煮といえばお洒落だし。

 --- 参照 ---
(1) 「義豊阿川冬瓜茶」 美食の紹介 台南市政府
  http://ims.tncg.gov.tw/tour/japan/gourmet/gm02_2.asp?gourmet_sn=292
(トウガンの写真) (C) 草花写真館
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:W_tougan4091.jpg


 「食」の目次へ>>>     トップ頁へ>>>
 
    (C) 1999-2009 RandDManagement.com