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2009.10.27 |
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Eryngiiの話…情緒なき エリンギご飯に 二合酒 「松茸の味 お吸いもの」を用いた炊き込みご飯を思って詠みし。 エリンギとは学名の“Pleurotus Eryngii”からきたとは知らなかった。地中海一帯が本場らしいが、ちょっと違う形のものもある。(1) そういえば、「あわび茸」という名称で売られていたのを思い出した。アワビ味を訴求しても、初耳の茸だから、最初は、さっぱり人気が湧かなかったのかも。かえって、馴染みの薄い「エリンギ」という名称にしたことで、特別な茸イメージが出てヒットしたような気がする。 もっとも、日本で最初に栽培を始めた愛知県の林業センターで、「カオリヒラタケ」と名づけたそうだ。(2)そういえば、松茸とは違うが、ほんのりと独特の香りは感じる。 一方、中国語は「杏鮑磨vだ。(3)実に直接的だ。安価にアワビ味が楽しめるということ。これで、一世風靡かな。オイスターソース炒め辺りが定番料理かも。 NYでは、“A Poor Man's Porcini”とみなされたりしている。(4) ピやザパスタによくあうし、ポルチーニを一籠購入すれば結構な散財だが、人工栽培エリンギならたいした負担ではないから、まあ、言いえて妙。 ただ、名称は“Abalone”茸ではなく、軸を圧倒的に太くした「平茸」ということで、“King oyster mushrooms”。 イタリアでは“Cardoncello”と呼ばれている。フェルティバルが開催される位だから、(5)一般的に使われているようだ。一方、フランスでは、名称さえはっきり決まっていないから、関心は薄そうで対照的。(6)素人考えだが、“champignon du panicault”とでも言うのかな。 --- 参照 --- (1) “NOTIZIE UTILI PER LA COLTIVAZIONE DEL PLEUROTUS ERYNGII”G.A.N.E.M.P. [2004-05-06] http://www.ganemp.it/Nscientifiche.php?op=visualizza_scienz&ID=53 (2) 「エリンギ茸」 丸果石川中央青果(株) http://www.maruka-ishikawa.co.jp/VEGETABLES/items/eringi.htm (3) 彭金騰: 「杏鮑枕ヘ培技術簡介」[1998/6/22] http://www.tari.gov.tw/%E9%9C%A7%E5%B3%B0%E7%B8%BD%E6%89%80/%E6%A4%8D%E7%97%85%E7%B3%BB/%E6%9C%8D%E5%8B%99% E9%A0%85%E7%9B%AE/%E8%8F%87%E9%A1%9E%E5%9C%96%E9%91%91/%E6%9D%8F%E9%AE%91%E8%8F%87/%E6%A0%BD%E5%9F%B9.htm#p2 (4) ALICE FEIRING: “A Poor Man's Porcini in a Silly Hat”NewYorkTimes [2005/07/20] http://www.nytimes.com/2005/07/20/dining/20temp.html (5) “THE CARDONCELLO MUSHROOM FEST”プーリア・インペリアーレ・ツーリズム・エージェンシー http://www.pugliaimperiale.com/turismo/whattodo/eventi/content.asp?art=1144&lang=JA [ご注意] 見た目が椎茸風もあるようだ. @東京日本橋イタリア料理店カヤバッチョ http://shop.plaza.rakuten.co.jp/cayabaccio/diary/detail/200902260000/ (6) “L'Atlas des Champignons−pleurote du panicault” http://www.atlas-des-champignons.com/champignondirect.asp?ange=pleurote-du-panicault (Pleurotus eryngiiの写真) [Wikipedia] photo by Lemon-s http://fr.wikipedia.org/wiki/Fichier:Pleurotus_eryngii.jpg 「食」の目次へ>>> トップ頁へ>>> |
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